
出典:photoAC
Lifestyle
帰省の意味って?そもそもの由来や読み方、似た言葉との違いを知ろう
帰省本来の意味を知ると、家族をもっと大切にしたいと思うことが増えるかもしれません。まずは、帰省についての意味をひとつひとつ見ていきましょう。
■帰省の意味とは?帰省について知ろう
帰省についての意味と由来、似た言葉との使い分けについてそれぞれ見ていきましょう。
・まずは帰省の読み方と本来の意味をおさらいしよう

帰省の正しい読み方は「きせい」です。「省」という漢字が含まれているので、つい「きしょう」と呼んでしまいがちなのですが、それは間違いなので注意しましょう。
帰省とは、休暇を使って一時的に故郷に帰ることを指します。「省」という漢字には、「注意してみる」などという意味があり、本来「帰省」とは、故郷にいる両親の安否確認をするといった意味が込められている言葉です。
・子どもに帰省の意味を説明するにはなんて言えばいい?

子どもにとって、「帰省」と言われてもピンとこないことも多いでしょう。
もし「帰省ってどういう意味があるの?」と聞かれた際には、「両親が元気に暮らしているか気にかけたり、自分たちも元気にしていることを見せたりするために、会いに行くことだよ。そして家族との時間を大切に過ごして、また自分の家に帰ることなんだよ。」などという説明をしてあげると、きちんとした意味があるんだと理解してもらえやすいですよ。
・帰省に似た言葉には何があるの?よく聞く帰宅との違いも知りたい

帰省に似た言葉には帰宅、帰郷、里帰り、帰還などがあります。これら似た言葉の中でも、帰宅という言葉には幅広い意味と使い方があることをご存知ですか?
帰宅は、今住んでいる家に帰るという意味で使うことが多く、故郷に帰るという意味では使っていませんでした。最近はいろんな考え方から、故郷に帰るときに帰宅という言葉を使うこともあります。例えば、他県に進学していて、休みで地元に帰ってきているときには、「帰宅をしている」と使ってもよいそうです。
・帰省の意味とは?由来について知っておこう

帰省の由来をさかのぼっていくと、日本では明治時代頃から使われ始めたんだとか。
「帰」は帰るという意味で使われていますが、無事に帰ってきたら、神様に感謝を報告する、などの意味もあったそうです。「省」は省みるという意味がありますが、よく見る、見る力がある、振り返る、などの意味も含まれており、省という字が帰省の由来に多く関係しているようです。二つを合わせた「帰省」にすると、家族や両親の安否を見に帰る、感謝をするなどの意味に膨らんで使われていくようになったそうです。

また、帰還という言葉も帰省とよく似ていますが使い方が違います。
帰還もよく耳にしたことがある言葉ですよね。帰還は、何か危険な状況や場所から帰ってくるときに使う言葉です。帰省や帰郷、里帰りとは違う意味で使うので、覚えておきましょう。
■帰省に似た言葉の使い分けについて
似た言葉である、帰省・里帰り・帰郷の使い分けについてみていきましょう。
・帰省についてご紹介!使い方と現代版の考えもチェック

帰省は、夏やお盆、年末年始やお正月など、長期の休暇が取れやすい時期に一時的に実家や故郷に帰るときに使う言葉です。両親や祖父後がいる実家や故郷に戻って家族の健康を確かめたり、近隣の親戚にあったり、自分の元気な姿を見せるために帰る、という言葉の意味があり、覚えておくとスムーズに使いわけできますね。
例としては、「お盆は法事があるので帰省するね。」と先祖の供養のために一時的に帰る、という意味で使うことも多いようです。
<現代の帰省の考え>

昔は、ネットやスマホなどもなく、定期的に帰省して両親の安否や様子を見ることが必要でした。現代は、ラインやテレビ電話なども充実しており、両親の様子を見れたり、自分の様子も報告できたり、連絡をマメに取ることが可能になってきています。そのため、帰省の意味がカジュアルな意味になってきており、昔と少し考え方も変化してきているようですね。
・女性が使うのがメイン?里帰りの使い方

昔の里帰りとは、婚礼してから3~5日後に、新婦が自分の実家に帰るという意味で使っていました。最近は結婚後、出産を控えた女性や、結婚している女性が実家に帰るときに使うようになりました。また、昔は故郷を離れて働きに行くことも多く、その際、実家に帰るときに里帰りするという言葉を使っていましたが、時代とともに使われなくなってきたんだとか。また、海外に移住している人が故郷に帰るときにも、「里帰り」が使われることがあります。その際、結婚している、女性、出産、など性別や結婚しているしていない関係なく里帰りという言葉を使うそうですよ。
・長期的な意味を持つ!帰郷の使い方

帰郷もよく耳にする言葉ですが、帰省とどう違うのでしょう。帰郷も帰省も故郷へ帰るという意味では同じですが、帰郷は長期に渡って故郷に帰る、という意味で使われるそうですよ。帰郷の郷という字は田舎、生まれ育った故郷という意味にも使われ、故郷に永続して帰るという意味にもにもなるのだとか。
例えば、「他県で働いていたが、故郷の地元企業に転職することができ帰郷した。」など、永住や安住に近い感覚のときに使うことが多いようです。
Recommend
[ おすすめ記事 ]
Lifestyle
「行楽シーズン到来!“春ピクニック”は映える&楽しめる【成城石井】のお弁当でお手軽豪華が大正解! mamagirl WEB編集部
Lifestyle
【産婦人科医監修】「更年期はいつから?」更年期が始まる年齢や症状、原因や対処法まで解説 misato
Lifestyle
【業務スーパー】絶対買うべきおすすめ購入品!お肉やお菓子、冷凍食品など<前編>【2025年最新】 りえまる
Lifestyle
「お値段以上!絶対買うべき!」マニアも大プッシュ【成城石井】リッチスイーツがすごいワケ! ちゃん
Lifestyle
【眼科医監修】「老眼に効く市販の目薬」おすすめ12選!老眼の原因や症状、対処法も紹介 ユーコ
Lifestyle
「お母さんありがとう」想いが届く【日比谷花壇】母の日フラワーギフト mamagirlWEB編集部