テレビのサイズはどうやって決める？部屋の大きさや距離感などポイント確認

家電量販店に行けば液晶テレビや有機ELなどサイズや性能が違うテレビがたくさんあるので、購入する際は実際に店舗に行ってサイズ感や使い方を比較した方が失敗しにくいですよ。

■テレビを買うときに知っておきたい豆知識

いざテレビを買いに行っても知識がないと自分好みのテレビってどれ！？となる人のために、基本的なテレビの豆知識を覚えておきましょう。

・HDってなに？

“HD”はハイビジョンの意味です。横は1,280画素で縦は720画素で約92万画素の規模の解像度のあるテレビのことを指します。ひと昔前はHDのテレビが主流でしたが、映像技術の発展で最近では“フルHD”と呼ばれるテレビが主流です。“フルHD”は横1920画素で縦が1,080画素の約200万画素の解像度があり、単純にHDよりも2倍キレイな画質で映像を見られます。1000画素を1Kと呼ぶので、フルHDのことを“2K”と呼ぶこともあります。

・4Kってなに？

最近主流になりつつある“4K”とは、テレビの画素数のことです。4Kは正式には“4K2K”と呼び、横に3,840画素、縦に2,160画素あるテレビの規格を表しています。つまり、4Kテレビというのは3,840画素×2,160画素で約800万画素の規模があるということです。特徴としてはフルHDよりもさらに解像度が高いので、画面の近くで見ても画像がキレイに見えます。

・8Kってなに？

8Kは4Kの上をいく次世代の画素数を誇るテレビのことです。横7,680画素で縦は4,320画素あり、解像度はなんと約3,300万画素という驚きの解像度！4Kでもキレイに見えていたテレビが8Kになると肉眼と変らないほど鮮明に見えるそうです。ただ、8K対応のテレビ放送数が少ないのが残念なところ…。

・液晶と有機EL違いとは？

液晶や有機ELはテレビの構造のことを言います。液晶テレビは現在のテレビの主流とされており、液晶パネルの裏にあるバックライトの光を調整しながら映像を映し出すメカニズムです。どの画面サイズにも対応し、LEDで寿命が長いのが特徴。一方、有機ELは液晶テレビに追いつけ追い越せの勢いで人気急上昇中のテレビです。液晶の素子がひとつひとつ発光して映像を映し出す技術で、液晶のようにバックライトが必要ないので、画面の厚みを液晶より薄くすることに成功！壁にかけて設置することも容易に行えるようになりました。また、スポーツ観戦など動きのある映像を見るのに向いているテレビです。しかし、有機ELはまだまだ種類が少なく液晶に比べて高価なので購入するときは思い切りが大切になるでしょう。

・Vとインチの違いとは？

“32v型”と“32インチ”というVとインチという単位はテレビを選んでいるときに目にしたことがある人も多いと思います。Vとインチが同じ意味だと勘違いしている人も多いのですが、Vは“Visual Size（ビジュアルサイズ）”の略で、映像が映し出される画面の大きさのことです。インチは見えている画面の大きさではなく、フレームに隠れている実際の画面の大きさのことを指します。そのため、32v型と32インチのテレビを比較すると32v型の方が映像を映し出す画面が大きいことになります。このサイズ感の違いを知っているだけでもテレビ選びが楽しくなるでしょう。

■テレビの選び方その1！距離感を知ろう

テレビを見るときの距離って意外と大切な項目！選び方の第一歩としてテレビに対する適切な距離感を覚えておきましょう。

・HDテレビを見るときの適切な距離

フルHDのテレビを見るときの理想的な距離は画面の高さの約3倍の距離です。例えば画面の高さが62.9cmの場合、約189cmの距離を保つ必要があります。画面が大きくなればなるほどテレビからの理想距離は長くなるので家の間取りを考えながら大きさを選びましょう。

・４Kテレビでの適切な距離

4Kの理想的な距離は画面の高さに対して1.5倍の距離だそうです。62.9cmのテレビサイズだと約95cmほど離れればいいので少し狭い部屋に置いても十分楽しめるでしょう。また、見る距離が近いほどワイドで迫力のある映像が楽しめます☆フルHDと4Kの距離感が違う理由は画素数の違いです。画素数が高いほど映像がキレイに見えるため、距離を保たなくても十分鮮明な映像を楽しめます。テレビ表などの小さな文字や大量の情報も見やすくなるので、画素数が高く大画面のテレビがおすすめです。