圧力鍋で作るお手軽レシピ9選！知っておきたい特徴や使い方の基本情報も

■圧力鍋で作る肉レシピ3選

ここでは、圧力鍋を使った肉料理のレシピを3種類紹介しますね。

・箸ですぐに切れるほどトロトロの豚の角煮

ブロック肉を短時間で柔らかくするのに圧力鍋はぴったりです。せっかく圧力鍋を買ったのだから、豚の角煮を一度は作ってみたい！と思う人も多いのではないでしょうか。

＜材料＞
豚バラブロック肉　600g
ねぎ（青い部分）　1本分
生姜　1かけ
ねぎ　5cm
ゆで卵　4個
酒　大さじ1
からし　適量
【A】
砂糖　大さじ2
酒　大さじ3
みりん　大さじ2
しょうゆ　大さじ5
ゆで汁　400cc

＜作り方＞
（1）生姜は薄切りに。ねぎは縦に半分切り込みを入れて芯を取り、広げて千切りにしたら水にさらし、盛りつけ直前に水気を切るようにします。
（2）圧力鍋に豚肉を入れたら分量外の水を適量入れ、酒を加えてふたをして中火で熱し、圧力がかかったら弱火で20分加圧します。加圧終了後火を止め、自然に圧力が下がるまで置いておきます。
（3）豚肉とゆで汁を分け、豚肉をさっと洗い食べやすい大きさに切りましょう。圧力鍋もさっと洗っておきます。ゆで汁は煮汁に使います。
（4）圧力鍋に（3）の豚肉、ゆで汁、【A】、ねぎの青い部分、生姜を入れてふたをして中火で熱し、圧力がかかったら弱火で15分加圧します。加圧終了後火を止め、自然に圧力が下がるまで置いておきます。
（5）ふたをあけてゆで卵を加え、中火で10分程煮詰めたら完成です。豚肉と卵を器に盛り、ねぎを乗せてからしを添えましょう。

・肉が骨からほろっと取れるスペアリブ

作るのが難しそうなスペアリブも、時間を短縮しておいしく調理できるんですよ。@___.ysm.ieさんも電気圧力鍋を使って作ったとのこと。コンロを占領されないので、ほかの調理も捗ったそうですよ。それでは、基本的なレシピを紹介しますね。

＜材料＞
スペアリブ　400g
塩　少々
こしょう　少々
にんにく　2片
マーマレード　150g
醤油　50ml
水　100ml

＜作り方＞
（1）スペアリブに塩こしょうをし、すりおろしたにんにくに30分漬けておきましょう。
（2）圧力鍋に仕込んだスペアリブと残りの材料を入れてふたをし、高温で15分加熱します。
（3）加熱後そのまま保温し、圧力が下がったらできあがり。

・薬膳パワーを取り入れられるサムゲタン

有名な韓国料理のサムゲタンも、圧力鍋で作れますよ。@___.ysm.ieさんはお米を多く入れて、サムゲタン風にしたのだそう。薬膳のパワーで、心も体も癒されそうですね。それでは、サムゲタンの基本的なレシピをチェック。

＜材料＞
骨つき鶏もも肉　1本（または手羽元4本）
にんにく　1片
もち米　大さじ4
塩　少々
こしょう　少々
水　600ml
ごま油　適量

＜作り方＞
（1）鶏肉はきれいに洗って血合いなどは取っておきましょう。にんにくはつぶし、もち米は軽く洗って水気を切っておきます。
（2）圧力鍋に鶏肉、にんにく、もち米、水を入れてふたをし、高温で20分加熱します。
（3）加熱後そのまま保温し、圧力が下がったらふたをあけて塩とこしょうで味を整え、ごま油をかければ完成！

■圧力鍋で作る魚レシピ3選

続いては、魚料理のレシピを3種類。

・じっくり加圧して骨まで食べられる！ぶり大根

和食の定番、ぶり大根も圧力鍋で作れば簡単に。@hare_setsuyakuさんは骨まで食べられるようにと20分ほど加圧したそうですよ。

＜材料＞
ブリのあら 1パック
大根 1/3本
【A】
だし汁　500ml
酒　150ml
砂糖　大さじ4
みりん　大さじ4
醤油　大さじ4
生姜　1.5片ほど

＜作り方＞
（1）ぶりは塩をふっておきます。鍋にお湯を沸かして、沸騰したらぶりをサッと湯がき、ざるにあげます。
（2）大根は厚めに皮をむき、半月切りにします。生姜は薄切りか千切りにしましょう。
（3）圧力鍋に【A】と、ぶり、大根を入れ、弱火で20分加圧してできあがり。

・口当たりの良いタコの柔らか煮

弾力のあるタコも、圧力鍋で調理すれば短時間で柔らかくなるんですよ。@tomomin.0822さんは、みりんの代わりに赤酒を利用したそう。タコといっしょに炊き合わせた野菜は家にあったもので。加圧時間も10分で柔らかくなったそうですよ。
では、基本的なレシピを紹介します。

＜材料＞
茹でタコ　300g
生姜　10g
【A】
酒　100cc
水　50cc
砂糖　大さじ2
醤油　大さじ1と1/2
みりん　大さじ1

＜作り方＞
（1）茹でタコはサッと洗ってぶつ切りにしておきましょう。生姜は薄切りにします。
（2）圧力鍋に【A】とタコ、生姜を入れて圧力がかかってから15分煮ます。
（3）15分経ったら火を切って自然放置して、できあがり。

・骨まで食べてカルシウムも摂れる秋刀魚煮

@tomoko_obinataさんは、朝ごはんに圧力鍋で作った秋刀魚煮をいただいたそうですよ。秋刀魚を切って圧力鍋に入れれば良いので楽だったそうです。
それでは、秋刀魚煮の基本的なレシピを見てみましょう。

＜材料＞
さんま　3～4匹
生姜　1/2かけ
醤油　大さじ4
砂糖　大さじ3
酒　大さじ2
水　80～100cc

＜作り方＞
（1）さんまはワタを取りのぞき、4等分にカットします。臭み取りの生姜は薄切りに。
（2）圧力鍋に、すべての材料を入れて加熱をします。
（3）圧がかかったら弱火にして、10〜15分くらいで加熱を止めましょう。
（4）圧が抜けてからふたを開ければできあがり！

■圧力鍋で作る野菜レシピ3選

最後に、野菜を使った3種類のレシピを紹介しますね。

・野菜がたくさん食べたいときはミネストローネ

手っ取り早く、野菜をたくさんバランス良く食べたい！というときは、ミネストローネがおすすめですよ。＠kanamani13さんのレシピでは、野菜ジュースを使用しているそう。圧力鍋で作れば、濃厚なミネストローネもあっという間にできあがりです。

＜材料＞
【A】
厚切りベーコン　100g
にんじん　1/3本
大根　3～4cm
玉ねぎ　1/4個
パプリカ　1/4個
セロリ　1本（10cm）
【B】
ミックスビーンズ　100g
もち麦　大さじ2
顆粒コンソメ　小さじ1
野菜ジュース（濃厚タイプ）　500ml
 【C】
塩・こしょう　適量
粉チーズ　適量
パセリ　ひとつまみ

＜作り方＞
1．【A】の材料を1.5～2cmのさいの目に切ります。
2．1と【B】を鍋に入れ加圧します。
3．加圧が終わったら、塩・こしょうで味を調整しましょう。お皿に盛りつけたら粉チーズ、パセリをお好みでのせてくださいね。

・ホクホクやわらかいかぼちゃの煮物

作り置きおかずとしても重宝するかぼちゃの煮物も、圧力鍋で作れば時短でホクホクに。

＜材料＞
かぼちゃ　1/4個
水　200cc
砂糖　大さじ2
みりん　大さじ2
醤油大さじ　1と1/2

＜作り方＞
（1）かぼちゃの種を取り食べやすい大きさに切ります。
（2）圧力鍋に水と調味料を入れて混ぜましょう。
（3）かぼちゃの皮に火が通るよう皮を下にして並べ、ふたを閉めて火にかけます。
（4）圧力後弱火にして4分経ったら火を止め、自然に圧が抜けたらできあがり。煮崩れが気になる場合は、2分程度で火を止めると良いそうですよ。

・キャベツを丸々使ったインパクト大の巻かないロールキャベツ

圧力鍋を使えば、巻かないロールキャベツも簡単に。キャベツと肉をミルフィーユにする方法もありますが、@matsuyamanamiさんのようにキャベツの中をくり抜いて肉たねを入れる方法もあるんですよ。
今回は、キャベツをくり抜く方法の巻かないロールキャベツの一般的なレシピを紹介しますね。ボリューム満点なのに、豆腐を加えているので意外とヘルシーなんですよ。

＜材料＞
キャベツ　1/2個
ローリエ　1～2枚
【A】
鶏ひき肉　200g
豆腐　1/3丁（100g）
玉ねぎ　1/4個
片栗粉　大さじ2
塩　小さじ1/2
こしょう　小さじ1/4
【B】
水　300cc
白ワイン（または酒）　大さじ2
固形コンソメ　1個
玉ねぎ　1/4個
こしょう　小さじ1/4

＜作り方＞
（1）キャベツの芯の周りに切り込みを入れ、芯を取り除き、中身をくり抜きます。葉をはがすようにしながら少しずつくり抜いて、最終的にはこぶし大がすっぽり入る位の大きさにくり抜くと良いですよ。肉の量を多くしたいなら、もう少し大きくくり抜いても◎
（2）くり抜いたキャベツの葉は、1～2cm角程度の大きさにざく切りにします。スープで煮込みますので、切り方にムラがあってもOK。ざく切りにしたキャベツはたっぷりの水に漬け、さっと洗っておきましょう。
（3）玉ねぎはみじん切りにしておきます。
（4）【A】の材料を、まんべんなくこねるように混ぜ合わせます。できあがったたねをキャベツをくり抜いた部分に詰め、ふたをするようにローリエを乗せます。
（5）圧力鍋に【B】の材料と、ざく切りにしたキャベツ、みじん切りにした玉ねぎを入れます。その上に仕込んだキャベツを置きます。肉の面は上下どちらでも構いません。
（6）圧力鍋の圧力を強に設定して、中火にかけます。圧力がかかったら10分煮込んで。その際、最初の3～4分ほどは中火で煮込み、残りの7～8分は弱火にして、じっくりと加圧を。圧力鍋の種類や具材の量によっては、シュッシュッという音がおさまってしまうかもしれませんが、それ位の火加減でも問題ありません。合計10分経ったら火を止めます。圧力が完全に無くなったら、ふたを開けて完成です。