出典:@ clip_kurashinomonoさん
Lifestyle
缶切りの使い方って知ってる?基礎知識とおすすめアイテム大公開
そこで今回は、知っておくときっと役立つ缶切りの必要性や、缶切りの使い方などをご紹介しましょう。いろいろな機能を持った便利な缶切りもあるので、おすすめのアイテムもいっしょにお届けします!
■今さら聞けない!缶切りの重要性を知ろう
まずは缶切りがどんなシーンで役に立つのかをご紹介していきましょう。いざというときにも役立つので、ひとつは自宅に準備しておくのがおすすめですよ。
・そもそも缶切りっていつ使うものなの?
イージーオープンの缶詰が多い中で、缶切りが必要?と思われている方も多いかと思います。しかし、全ての缶詰がイージーオープン式ではないのです。そのため、イージ―オープンではない缶詰を開けようとしたとき、缶切りがなければ中身を取り出すことができません。
また、イージーオープンの缶詰も、"プルタブが取れてしまう"というアクシデントが起こる可能性もあり、そんなときには缶切りが必要になります。災害時用に準備している非常用の食品も缶切りが必要になるケースもあり、いざというときにも重宝するアイテムです。
・イージーオープンにできない缶詰があるの知っていた?
イージーオープンの缶詰が増えていますが、実は、イージーオープン仕様に作れない缶詰もあるんです。
イージーオープンの缶詰のフタには、私たちが開けやすいようやわらかい素材であるアルミが使われています。また、キレイに切れるようにフタにはあらかじめ切り込みが入っているのです。
やわらかい素材が使われていることと、切り込みが入っていることで、万が一缶詰を落としたときの耐久性が、普通の缶詰よりも劣ってしまいます。そのため、安全面の考慮から重量のある大きいサイズの缶詰などは、缶切りが必要なタイプの缶詰にせざる負えないのだとか。
イージーオープンの缶詰が増えてはいますが、どうしても缶切りが必要な缶詰があることを覚えておきましょう。
・もし災害が起こったら?万が一の際に缶切りなしで缶詰を開ける方法
もしも災害が起こったとき、缶詰が非常食として配られる場合もあります。しかし、避難袋に缶切りが入っていない!という場合も。また、外出先で避難袋もなく避難所へ…ということもありえます。
そんな非常事態に備えて、缶切りがなくても缶詰が開けられる方法を知っておくと安心ですね。警視庁で紹介されている、缶切りがないときの缶詰の開け方をご紹介するので、いざというときのために覚えておきましょう。
<こすりつけて開ける方法>
コンクリートやアスファルトに、缶を立てて置きます。缶をもってコンクリートなどに押しつけるようにしながら、円を描くようにクルクル回しましょう。中の汁が出てくるようになると、缶が開いている証拠です。缶をひっくり返して胴体部分を握るように押すとフタが取れます。
この方法は、缶の胴体部分とフタや底が、巻き締めという方法で止められている仕組みを応用した方法です。接合部分が削られることでフタが開くので、力の弱い女性や子どもでも簡単に缶のフタを開けられます。
ご紹介した方法の詳しい動画が、東京都公式動画チャンネル「東京動画 防災のヒント」で公開されていますので参考にしてみてください。また、ボーイズスカウトでも缶切りなしで缶詰を開ける方法を教えてもらえるそうですよ。
■知って得する!缶切りの種類と使い方
缶切りの種類は、てこ式のものと回転式、ワインオープナーと一体型になったものの3つがメイン。それぞれの特徴と使い方を見てみましょう。
・一番メジャーで使いやすい!キコキコと使うてこ式
昔の缶切りのほとんどがてこ式で、使い方を知らない方も多いのではないでしょうか。てこ式の中でも一般的なものが三徳缶切り。缶切りと栓抜き、ジュースの穴あけの3つの使い方ができるので三徳と呼ぶのだとか。
穴あけ?と思われた方も多いでしょう。昔の缶切りには、缶ジュースを飲むための穴をあける、穴あけがついていたのです。今は、ほとんどがプルトップの飲料缶なので、プルタブおこしに代わってきています。
<使い方>
まずは、缶のふちに缶切りのくぼんだ部分をひっかけます。次に、缶切りの先のとがった部分を缶のフタに押し当てて缶切りを前に倒してフタに穴をあけましょう。穴があいたら缶切りを戻して缶を回すように少し後ろにずらし、缶切りを再び前に倒します。
この、缶を少しずらして缶切りを倒す作業を繰り返し、一周する少し手前まできたら、缶のフタを持ち上げて立てれば缶詰開封完了です。
フタを持ち上げるときには、切り口が鋭くなっているので、直接手でさわらず、缶切りの先などを使うと安全に開けることができます。はじめは使い方が難しく感じるかもしれませんが、慣れると意外と簡単ですよ!
・海外では主流!クルクルとネジを回す要領で使う回転式
回転式の缶切りは、海外でよく使われているタイプです。画像のように、缶のフタ部分を切るタイプと、缶の胴体部分を切るタイプの2通りあります。
<使い方>
切り口の向きに合わせて、ローラーと刃で缶を挟むようにセットします。あとは、回す部分をクルクルと回して切り込みを入れていくだけでOKです。
ふたの面を切るタイプのものは、フタを落とさないように切り始めの少し手前でとめ、フタを持ち上げると上手に開けることができますよ。
胴体を切っていくタイプは、一周しましょう。画像のように、フタがキレイにはずれます。
・1つあればいろいろ役立つ!ワインオープナーなどと一体化したタイプ
缶切り単品ではなく、中にはワインオープナーや栓抜きなどと一体型になったアイテムもあります。1つあればさまざまなシーンで活用できるので、いざというときに心強い味方になってくれるはずですよ。
また、ひとつで多機能を果たしてくれる缶切りは、あれこれそろえる必要がなく、コンパクトに収納できるのもおすすめポイント。
多機能が備わった一体型の缶切りの基本的な使い方は、それぞれの単品アイテムと同じ方法でOKです。一体型タイプを使う際は、缶切りやワインオープナーなどのとがった部分が手に当たらないように注意して使いましょう。
中には、ナイフが一体型になっている缶切りもあるので怪我をしないよう気をつけてくださいね。
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