
Baby&Kids
子どもを注意するコツ。望ましい行動をそのまま伝えよう
vol.1650【1日1成長お母さん】子どもへの注意が伝わらない。そのイライラを手放せる方法
「走らないでね」という言葉が子どもを走らせている可能性がある
お母さんは子どもがけがをしないかと心配になることってありますよね。活発な子だとどこでも走り回り、危険なことが多いです。
「走らないでね」と声をかけ、そのあと子どもが走り出してしまうことがあります。実は子どもは「○○しないでね」と否定した言葉を理解できません。
人間の脳は言葉通りに想像してしまうためです。そんな時は子どもに望ましい行動を伝えるようにしましょう。
「走らないで」と注意した直後にすってんころりん。その行動変えられます
1歳のRくんは元気いっぱいの男の子。気になるものを見つけると駆け寄ることが多く、お母さんはけがや事故がないようにと心配でした。
Rくんに「走らないで」「転ばないで」と声をかけると、その直後に走ったり転んだり。「だから走らないでと言っているじゃない」と思っていたそうです。
注意しても行動が改善されないときはお母さんが言葉を変えてみましょう。子どもの行動が変わり、がみがみ言うことが激減します。
走ると危ない!そんなときは「歩こうね」と伝えると子どもを危険から守れる
子どもに「走らないでね」と伝えると走る確率が50%上がると言われています。“走る”という言葉をそのままイメージして取り込んでしまうからなのです。
走ることを止めさせたいときは「歩いてね」と声をかけましょう。“歩く”というイメージができるので、「走らないで」と注意するよりも歩く確率が高くなります。
危険なときには「触らないで」ではなく「危ないよ」「痛いよ」「熱いよ」と理由が分かるように具体的な言葉で伝えましょう。
「うちの子は何度言っても分からない」を解決する方法。伝え方を一工夫
子どもに何度注意しても変わらないときには伝え方を工夫してみましょう。
子どもにより良く成長してほしい気持ちからついつい否定語で注意してしまいますが、ポジティブな言葉に言い換えてあげることで子どもは良いイメージを持つようになります。
将来「勉強しないと良い仕事に就けないよ」と注意するよりも「こんなことができると発明家になれるね」というようにポジティブな言葉をかけると子どものイメージもポジティブになっていきます。
今日の1日1成長
「しないでね」から「○○してね」にチェンジ!子どもの行動が変わる方法
子どもの理解力も1成長、お母さんの伝える力も1成長
きとうめぐみ(文)吉田あき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
竹内 エリカ
