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できないと感じるのはできることが多いから。手順の細分化がコツ
vol.1746【1日1成長お母さん】小さな“できた”を見つけることをお母さんは当たり前にしよう
できないところが見える時はできることをたくさん見つけられるチャンス
子どものできない部分ばかり気になるという経験のあるお母さんはいますか。子どものできることが増えてほしいと思うのは親心。子どもを大切に思っているからこそ持つ期待です。ただそこで注意してほしいのは、お母さんの視点ができないことだけに向いてしまうことです。できないことに目がいくということは、できていることが増えた証拠。意識的にできている部分に目を向けましょう。子どもの小さな“できた”を見つける名人を目指すのです。
不十分なことばかり指摘しても始まらない。違う一手を考えるのが大切
「家に帰ったら手を洗って」と毎日4歳のDくんに伝えていたお母さん。でも最近は言われなくとも行うようになりお母さんは安心していました。ところがふと洗う姿を見にいくと、石鹸は使わず手を水で濡らすだけだったDくん。「どうして石鹸で洗わないの」と思わず叱るところでしたが、そこはぐっと堪えたお母さん。しかしこれでは手洗いの意味がありません。どうしたらDくんの気持ちを挫かずに伝えられるかとお母さんは悩みました。
手を洗うだけでも何段階もの工程がある。細かく“できた”ことを認めよう
なぜ石鹸をつけるだけができないのと感じる方もいるかもしれません。大人にとっては手洗いは一つの行動。しかし実は手洗いは多くの工程を経てできる大仕事です。①洗面所に行く②水を出す③手を水につける、手を濡らすだけで3つの工程になります。一つ工程が増えることは子どもからすると大事なのです。また工程を細かく分けると、子どもの“できた“が見つかります。言われずとも洗面所に行った・水を出せたと、子どものできたことを一つ一つ認めましょう。
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