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アイロンの正しい温度設定って?素材別に詳しく解説します

出典:photoAC

Lifestyle

アイロンの正しい温度設定って?素材別に詳しく解説します

シワシワになったワイシャツをピシッときれいにアイロンがけするのは、とても気持ちの良いもの。でもちょっと待って!早くシワを伸ばそうと、温度をいつも高めに設定していませんか?実は素材に合わせた正しい温度で正しい使い方をしないと、お気に入りのお洋服が傷んでしまうかもしれません。今回は、アイロンの温度設定について詳しく解説!アイロンをかける素材別に見ていきますよ。最後には正しいアイロンがけの方法もお教えします。

■ アイロンの温度「低・中・高」ってそれぞれ何度なの?

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ほとんどの家庭用アイロンには「低・中・高」の温度設定ができるようになっていますが、ざっくりしていて詳しい温度まではわかりませんよね。まずはアイロンの温度からみていきましょう。

・【低温】80~120℃

最も低い温度設定「低」の温度は80~120℃です。熱に弱くデリケートな素材を扱うときは、この一番低い温度設定を使います。

・【中温】140~160℃

中間の温度設定「中」の温度は140~160℃です。デリケート素材でもないけど、なんとなく高温をあてない方がいいかな…と温度設定に迷ったら中温から始めてみましょう。

・【高温】180~210℃

最も高い温度設定「高」の温度は180~210℃です。焦げの一種といわれているアイロンの黄ばみが服につきやすいので、高温設定の場合は気をつけてかけましょう。

■素材ごとの適切な温度設定をチェック!

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アイロンの詳しい温度設定がわかったところで、ここからは素材別の適切な温度をチェックしていきましょう!

・ シルクやウール、ポリウレタン

シルクはご存知のとおり、絹のことをいいます。蚕のまゆで作られた動物由来の繊維で、デリケートな素材のため低温設定でアイロンをかけましょう。この他にウールやポリウレタンも低温が望ましいです。あて布をするとさらに生地への負担が減るのでおすすめ◎

・ レーヨンやポリエステル

光沢感のあるレーヨンやポリエステルなどの再生繊維とよばれる素材は、中温設定が適切です。高温だと変質の心配がありますが、低温だと少し頼りないかも。熱には強いですが、アイロンの熱や摩擦によって繊維が溶けてしまう可能性があるため、ササッと素早くかけてしまいましょう。

・ コットンや麻

高温設定でアイロンがけできるのは、コットンと麻のみ!と覚えておきましょう。このふたつの素材は熱に強くシワになりやすいのが特徴です。とはいえ、高温で長い間アイロンをかけてしまうと変色のおそれもあるので、こちらも素早く済ませましょう。スチーム機能を使うのもおすすめ◎

■アイロン表示って?記号の見方を解説

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アイロン表示とは、品質表示タグに記載されている記号のことです。洗濯表示といっしょに表示されています。
この記号を見分けられると温度設定に迷わなくなるので、ぜひ覚えておきましょう。

・【点1つ】 デリケート素材におすすめの低温設定

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点1つの記号は、110℃までの温度設定を意味する低温マーク。蒸気に弱い生地が多いので、スチーム機能は使わずドライアイロンで仕上げましょう。

・【点2つ】 合成繊維向きの中温設定

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点2つの記号は、150℃までの温度設定を意味する中温マーク。こちらもわりとデリケートな素材が対象なので、洗濯表記を確認しながらスチームやあて布を活用してアイロンをかけましょう。

・【点3つ】 天然植物繊維向けの高温設定

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点3つの記号は200℃までの温度設定を意味する高温マーク。このように、点の数が多くなるほど高温に対応していることがわかりますね。

・【×マーク】 アイロン不可!

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アイロン表示に×マークがついていたら、それはアイロン仕上げNGということ。熱を与えることで衣類を傷めてしまう可能性があるので、気になる場合はクリーニング屋さんに相談してみましょう。

また、アイロンの下に「~」が表示されている場合は、あて布を意味しています。衣類に直接あてず、ハンカチなどのあて布を敷いてからアイロンをかけましょう。

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