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縮んだセーターを元に戻す方法3つ!トリートメントなどで簡単に戻せるやり方と予防法も

出典:photoAC

Lifestyle

縮んだセーターを元に戻す方法3つ!トリートメントなどで簡単に戻せるやり方と予防法も

縮んだセーターを元に戻す方法や、そもそも縮む原因について解説します。寒い季節に大活躍のセーターですが、洗濯したら縮んでしまった!という経験がある人も多いのでは…?でも、大丈夫!実は、家にあるものだけで元に戻せるんです。今回は、縮んだセーターやニットを元に戻す方法や、縮む原因について詳しく紹介します。

■なんでセーターって縮むの?素材によっても違うって本当?

ウール・カシミヤの場合とレーヨン・ポリステルの場合に分けて、セーターが縮む原因をみていきましょう。

・ウール・カシミヤのセーターが縮む原因

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ウールやカシミヤはとてもデリケートな繊維。洗剤が付着すると油分が取り除かれるため、ゴワゴワになって縮んでしまいます。さらにウールやカシミヤは水に濡れると、水分を発散しようとキューティクルが開き、洗濯機の中で服同士の摩擦によってキューティクルが絡み合います。これが原因で、一つ一つ独立していた繊維が目詰まりし、縮みが発生するのです。

・レーヨン・ポリエステルのセーターが縮む原因

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レーヨンは水を吸うと膨張し、糸が大きく湾曲する繊維。湾曲した糸は元に戻らないため、型崩れやサイズ縮みなどの原因になります。摩擦や熱に弱く、シワにもなりやすいのが特徴です。レーヨンが縮むと元に戻すのは難しく、水洗い不可の洗濯表示がついていれば、クリーニング店へお願いしましょう。
同じ化学繊維のアクリルやポリエステルは縮みにくい素材ですが、熱に弱いため乾燥機にかけると変形する恐れがあります。

■縮んだセーターを元に戻す3つの方法!家にあるもので修復しよう

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セーターが縮む原因は繊維同士の絡み合いなので、繊維をほどくことできれいに戻すことができます。
ここでは、セーターが縮んだ場合の元に戻す3つの方法のご紹介をします。

・軽い縮みならアイロンのスチーム機能で元に戻る! 

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縮んだセーターは、アイロンのスチーム機能を使うことで元に戻すことができます。蒸気の熱をセーターにあてることで繊維を伸ばすのです。数cm程度の縮みなら、アイロンのスチーム機能で元に戻すことができますよ。

<やり方>

  1. 1.セーターの縮んだ部分を広げ、アイロンを直接くっつけないように浮かしながらたっぷりとスチームを含ませる。
  2. 2.セーターを少しずつ上下左右に伸ばす。(火傷に注意)

1と2を繰り返し行い、全体的に元のサイズに戻ったら完了です。
アイロンのスチームでセーターを戻す方法は、NHKのテレビ番組「ガッテン!」でも紹介されていました♡

・カシミヤ・ウールのセーターの縮みにはトリートメント!

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カシミヤやウールなどのようにデリケートな素材のセーターが縮んだ際は、なんとトリートメントを使用します。
セーターが縮んだ状態は、髪の毛がゴワゴワになっている状態と同じです。表面をなめらかにするために、トリートメントやコンディショナーで繊維をコーティングしましょう。
トリートメントの種類は、「アモジメチコン」や「ジメチコン」という成分が入っているものを使用することをおすすめします。ヘアケア製品に使われているアモジメチコンは、髪の毛への吸着や櫛通りを良くする働きがあるのです。ご自宅のトリートメントに、アモジメチコンやジメチコンといった成分が入っているか確認してみてくださいね。

<やり方>

  1. 1.    洗面器に1プッシュのトリートメントを入れて、少量のお湯で溶き混ぜる。
  2. 2.    しっかり混ざったら、40℃ぐらいのお湯をセーターが浸かるくらいまで入れる。
  3. 3.    トリートメント液がしっかり染み込むよう、セーターを軽く畳んで洗面器に浸し、すぐに取り出して軽く絞る。
  4. 4.    タオルを敷いた上に濡れたセーターを置き、形を整える。
  5. 5.    広げた状態で元のサイズに戻し、乾いたら完成。

・柔軟剤は綿や麻の縮みに有効的♡

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天然素材である綿や麻のセーターは、縮んでしまっても着ているうちに段々と元の大きさに戻っていきます。しかしすぐに直したい場合には、柔軟剤を使ってみましょう!表面をなめらかにして繊維の絡みを軽減するので、元のサイズに戻りやすくなります。

<やり方>

  1. 1.    洗面器などに柔軟剤を少量入れて、30分ほどつけ置きする。
  2. 2.    軽くすすぎ、優しく伸ばして干す。
  3. 3.    脱水後、形を整えて平干しする。

セーターは乾燥すると縮むので、元のサイズよりも大きめの状態に引きのばすことをおすすめします。

アクリル80%ウール20%のように素材が複数ある場合は、デリケートな素材を優先しましょう。この場合は、繊細な扱いが必要なウールに合ったやり方で伸ばしてくださいね。
お気に入りの服を洗濯する際は、しっかり表示を見て正しく洗いましょう。

■セーターを縮ませないポイントとは?

ここまで縮んでしまったセーターの戻し方をご紹介しましたが、そもそも縮まないように洗濯できたらうれしいですよね。そこで、洗濯の際にセーターを縮ませないポイントを紹介します。

・絶対確認!セーターやニットは洗濯タグをチェック

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自宅の洗濯機でニットやセーターを洗う場合は、必ず洗濯タグをみるようにしてください。水洗い不可のものを洗濯機で洗うと縮む原因となります。

・水洗い不可のものはクリーニング屋へもっていこう!

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洗濯タグをチェックして、水洗い不可のものはクリーニング店にもって持って行くことをおすすめします。例えば、レーヨンやカシミヤ、麻などは、洗濯表示で水洗い不可となっていることの多い素材です。家での水洗いは避けて、クリーニング店に持ち込みましょう。『白洋舎』などのクリーニング店は、ノーブランドであれば770円(税込)でクリーニングしてくれますよ。

・ニットやセーターはおしゃれ着専用の洗剤で洗おう♡

ニットやセーターを自宅で洗濯する場合は、「エマール」のような縮みを防ぐおしゃれ着専用の洗剤で洗いましょう。色褪せや型崩れなども防いでくれるのでおすすめですよ。
洗濯機のコースも「標準」コースではなく「手洗い」や「おしゃれ着」などを選択しましょう。
気をつけたいのが、風呂の残り湯を使うとき。30℃以上で洗うと、色落ちや縮みの原因になります。手洗いする場合も、水温に注意して洗いましょう。

・高温注意!乾燥機は絶対使わないで

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ニットやセーターの洗濯では、乾燥機は使わないようしましょう。乾燥機は60~80℃の熱風を当てて衣類を乾かします。熱に弱いニットやセーターを乾燥機にかけてしまうと、繊維が収縮することにより、縮む原因となるのです。

・生地が傷まないように平干ししよう

平干しとは、平らなものの上に洗濯物を広げて干すこと。洋服を干すときは、ハンガーにかけて吊り干しすることが多いですが、それだとニットやセーターは生地が伸びて痛む可能性が高いのです。
平たく寝かせることで生地への負担が少なく、重力による生地の伸びを防げますよ。

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