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門松の飾り方!置く場所やいつからいつまで飾るか、マンションでの飾り方も

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Lifestyle

門松の飾り方!置く場所やいつからいつまで飾るか、マンションでの飾り方も

お正月に門松を飾る意味や飾り方までをご紹介します。一軒家やマンションなどの住まい別の飾り方や、飾った後の処分方法もまとめました。お正月のシンボルのひとつでもある門松。正しい飾り方はご存じでしょうか。門松を飾るのは年に一度のことなので、じつはあまり知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、設置場所からなぜお正月に門松を飾るのか、門松の起源や飾る期間などを詳しく見ていきましょう。飾った後はどのような処分方法があるかもご紹介するので、お正月を迎える前にチェックしてくださいね。

■まずは基本から!お正月に門松を飾る意味を知ろう

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初めに、お正月に門松を飾る意味や門松の種類について確認しましょう。

・お正月に門松を飾るのはなぜ?大きさで財力を示していた時期も

そもそもお正月とは「年神様を家へお迎えする」ための行事です。その年神様への目印として飾るのが、門松です。“わが家はここです”と示しているんですね。
古来から松には神様が宿るとも考えられていて、門松に使う松は、昔はその年の年神様が訪れる方角である恵方の山からとってきていました。そして、時代とともにサイズが大きくなったそうです。これは、大きさによって財力を示したい、よりご利益を授かりたいという思いの表れだといわれています。

ちなみに門松同様にお正月に飾る鏡餅は、招いた年神様に座っていただく座布団の意味合いがあり、しめ縄飾りは神聖な場所を示しているそうです。

・門松の形の意味と地域による形の違いは?

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自分の家の門松と他の門松を比べると、形の違いに気づくこともあります。これは、門松にもさまざまな種類があり、地域差もあるからなんですよ。

一般的な門松の種類は「そぎ」「寸胴」の2種類。そぎは、松の中央にあしらわれた竹の上部が斜めに削がれています。切り口が笑った口に見えることから、縁起が良いとされています。一方、寸胴は切り口が水平で、口が開いていないためお金が逃げないと考えられているそう。銀行などお金を扱う場所で好んで飾られているのを見かけるかもしれませんね。

また、関東と関西といった地域によっても門松が異なります。関東では3本の竹の周りに短い松を置き、下を藁(わら)で巻きます。関西ではこの藁が竹になるケースが多いようです。

門松に使われる竹の長さは3本とも違う!本体サイズの意味は

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門松に使われる竹の長さは、1本だけ長くて残りの2本は同じ長さだと思っていませんか?じつは3本とも異なる長さで、7:5:3の比率になっているんだそう。2で割り切れない縁起物の比率となっています。
門松本体の大きさは、昔は財力を示すなどと考えられることもありました。大きな門松は6尺(180cm)ほどで、価格は一対で80,000円前後。小さなサイズでもご利益があるため、大きさや値段は心配しなくても大丈夫ですよ♡

■起源はいつ?歴史をさかのぼって門松の由来を知ろう

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門松の起源は1000年以上前までさかのぼり、平安時代の「小松引き」が元だといわれています。小松引きとはその年の初めの子(ね)の日に外出し、長寿祈願のために小さな松の木を引き抜いてくるもの。当初は松だけを飾っていましたが、室町時代に入ると長寿を表す竹もあわせて飾られるようになりました。

■門松はいつからいつまで飾る?避けるべき日は

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・松の内に飾る

「松の内」という言葉を聞いたことがあると思います。これは、お正月飾りを飾る期間のことです。関東と関西で期間が異なり、関東が12月13日~1月7日。関西が12月13日~1月15日です。

・避けるべき期間

門松は正月事始めといわれる12月13日以降であればいつ飾っても良いとされていますが、次の日に飾り始めるのは縁起が悪いため避けるのがおすすめです。

・12月29日:二十苦、苦松=苦が待つ、を連想する
・12月31日:一夜飾り、一日飾りで神様をおろそかにする

現代はクリスマスが終わってから飾る家が多くなっています。年末が近くなってから飾るのであれば、12月28日がおすすめ。末広がりという意味合いから、縁起が良いとされていますよ。

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