
出典:photoAC
Lifestyle
門松の飾り方!置く場所やいつからいつまで飾るか、マンションでの飾り方も
お正月に門松を飾る意味や飾り方までをご紹介します。一軒家やマンションなどの住まい別の飾り方や、飾った後の処分方法もまとめました。
■まずは基本から!お正月に門松を飾る意味を知ろう
出典:PIXTA
初めに、お正月に門松を飾る意味や門松の種類について確認しましょう。
・お正月に門松を飾るのはなぜ?大きさで財力を示していた時期も
そもそもお正月とは「年神様を家へお迎えする」ための行事です。その年神様への目印として飾るのが、門松です。“わが家はここです”と示しているんですね。古来から松には神様が宿るとも考えられていて、門松に使う松は、昔はその年の年神様が訪れる方角である恵方の山からとってきていました。そして、時代とともにサイズが大きくなったそうです。これは、大きさによって財力を示したい、よりご利益を授かりたいという思いの表れだといわれています。
ちなみに門松同様にお正月に飾る鏡餅は、招いた年神様に座っていただく座布団の意味合いがあり、しめ縄飾りは神聖な場所を示しているそうです。
・門松の形の意味と地域による形の違いは?
出典:photoAC
自分の家の門松と他の門松を比べると、形の違いに気づくこともあります。これは、門松にもさまざまな種類があり、地域差もあるからなんですよ。
一般的な門松の種類は「そぎ」「寸胴」の2種類。そぎは、松の中央にあしらわれた竹の上部が斜めに削がれています。切り口が笑った口に見えることから、縁起が良いとされています。一方、寸胴は切り口が水平で、口が開いていないためお金が逃げないと考えられているそう。銀行などお金を扱う場所で好んで飾られているのを見かけるかもしれませんね。
また、関東と関西といった地域によっても門松が異なります。関東では3本の竹の周りに短い松を置き、下を藁(わら)で巻きます。関西ではこの藁が竹になるケースが多いようです。
門松に使われる竹の長さは3本とも違う!本体サイズの意味は
出典:photoAC
門松に使われる竹の長さは、1本だけ長くて残りの2本は同じ長さだと思っていませんか?じつは3本とも異なる長さで、7:5:3の比率になっているんだそう。2で割り切れない縁起物の比率となっています。
門松本体の大きさは、昔は財力を示すなどと考えられることもありました。大きな門松は6尺(180cm)ほどで、価格は一対で80,000円前後。小さなサイズでもご利益があるため、大きさや値段は心配しなくても大丈夫ですよ♡
■起源はいつ?歴史をさかのぼって門松の由来を知ろう
出典:photoAC
門松の起源は1000年以上前までさかのぼり、平安時代の「小松引き」が元だといわれています。小松引きとはその年の初めの子(ね)の日に外出し、長寿祈願のために小さな松の木を引き抜いてくるもの。当初は松だけを飾っていましたが、室町時代に入ると長寿を表す竹もあわせて飾られるようになりました。
Recommend

しまむらのマタニティ服は一石三鳥!安くておしゃれで着心地抜群
