【瞬間接着剤の落とし方】服や手についた！失敗した！というときの家での対処方法

■瞬間接着剤を落とす方法

「瞬間接着剤がついて固まってしまった！」という緊急事態に使える、瞬間接着剤の落とし方を5つご紹介します。木・ガラス・プラスチック・金属・皮膚など使える対象によって落とし方が違うので注意しましょう。

・ 接着剤剥がし液を使って落とす【金属・ガラス・木など】

金属やガラス、木などは、「アロンアルファはがし隊」や、100均などで販売されている瞬間接着剤専用の剥がし液で落とせます。直接塗ったり、剥がし液をしみこませた布などを使ったりすることで少しずつ瞬間接着剤を落とします。瞬間接着剤を使用した際に現れる白い部分も取り除くことができるので、瞬間接着剤を剥がすときだけでなく、仕上がりにこだわりたいときにもおすすめです。

 

・ 除光液を使って落とす【服・皮膚・木・ガラス・金属など】

除光液というとアルコールで落とすのかと思ってしまいますが違います。マニュキュアなどの除光液に含まれるアセトンという成分が瞬間接着剤を分解し、自然に剥がすことができます。接着剤剥がし液と同様、直接塗る、除光液をしみこませた布でパックするなどの方法で接着剤を落としましょう。この瞬間接着剤の剝がし方が使えるのは皮膚や木、ガラス、金属などです。即効性がありきれいに除去できますが、皮膚が弱い方や敏感肌の方は次のお湯を使う方法で落とすと良いですよ。

・ お湯をつかって落とす【手・石・ガラス・金属など】

熱に弱い接着剤であれば、お湯を使うことで落とせます。40℃前後のお湯に手や指などの皮膚を15分程度つけておくと、皮膚がふやけて接着剤が剥がせます。石やガラス、金属などについた場合は鍋に入れて煮沸すれば接着剤が解けますよ。

・ 物理的衝撃で落とす【床・ガラス・プラスチックなど】

やすりやコンパウンド（研磨剤）を使って接着剤そのものを物理的に削り落とす方法です。直接接着した部分を切ったり、ドライバーやハンマーによって接着剤によってできた被膜を引き裂いたりする方法もあります。コンパウンドは車の傷の修理などに使用することが多いため、カー用品コーナーを探すと◎です。

・ アイロンを使って落とす【服・布など】

服などの布に対してアイロンの熱を使い、瞬間接着剤の結合力を弱めてると剥がしやすくなります。接着剤がしみ込んでも良いガーゼなどのあて布と、アイロンがあればOKという瞬間接着剤の落とし方です。アイロンできる服や布であるかの確認は、忘れないようにしましょう。

■材質別【プラスチック】瞬間接着剤の落とし方

ここからは材質別に瞬間接着剤のより詳しい落とし方を解説します。まずはDIYで使用頻度の高いプラスチックです。

・用意するもの

・紙やすりやコンパウンドなど、削れるもの
・マスキングテープ
・布

・ プラスチックの瞬間接着剤の落とし方

プラスチックはアセトンなどの溶解剤を使うと、表面が溶けたり光沢がなくなったりしてしまいます。削って落とす方法を使いましょう。

1．瞬間接着剤の付着した周辺を傷がつかないようにマスキングテープで囲う。

2．目の粗い紙やすりでやさしく削る。
3．ある程度削ったら、目の細かい紙やすりでやさしく削る。

4．コンパウンドを布にとり、削った場所を磨く。

紙やすりは600番や800番など目の粗いものの方が削りやすいですが、傷がつく可能性が高いです。1,000番からはじめ、2,000番、3,000番と使っていきましょう。

■材質別【金属】瞬間接着剤の落とし方

木製やガラス製の家具、金属に使える瞬間接着剤の落とし方をご紹介します。基本的には瞬間接着剤剥がし液やアセトンで落とすことができます。

・用意するもの

• ・瞬間接着剤剝がし液もしくはアセトン
• ・コットンやガーゼ
• ・ラップ

・ 金属の瞬間接着剤の落とし方

1．瞬間接着剤が付着している部分に剥がし液を塗ります。

2．ラップをかぶせて15分程度放置します。

3．コットンで拭き取れば完了です。

落ちきらない場合は塗ってパックしては拭くという手順を繰り返し行います。アセトンを使用すると、机などの家具のコーティングを剥がしてしまい、ツヤがなくなることがあります。落とし方は同じですが、アセトンの場合は、放置時間は10秒など短い時間にしましょう。