出典:PIXTA
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【結婚のメリットとデメリット】お金関係や制度、結婚生活のコツも解説
結婚は、愛する人といっしょになれる幸せな繋がりのこと。憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。そんな結婚ですが、「結婚は男女ともにメリットない、デメリットだらけ」と5ch(旧2ch)やYahoo!知恵袋、ガルちゃん(ガールズちゃんねる)などでよく話題に上がっていますよね。そこで今回は、結婚のメリットとデメリットについて紹介します。結婚することで受けられる税金などのお金の優遇処置、発生してしまう負担、結婚生活が上手くいくコツなどもあわせてチェックしましょう。
結婚のメリットにはどんなものがある?
結婚すると、実はさまざまなメリットを得られます。結婚のメリットがわからない人も、どんな利点があるか見ていきましょう。
<結婚のメリット>
- 寂しくない
- 家族が心の支えになる
- 人間として成長できる
- 老後の孤独感を避けられる
- 親を安心させられる
具体的な内容をチェックしていきましょう!
・寂しくない
家族となり、いっしょに過ごすことで寂しさを感じにくくなるのは、結婚するメリットのひとつです。一人でいることが好きでも、ふとした瞬間に寂しさを感じてしまうことはあるはず。そんなとき結婚していれば、法的に認められているパートナーがいることで、寂しさも薄れるでしょう。
・家族が心の支えになる
家族がいることで、どんなに辛いことがあってもがんばろうと思う気持ちが湧いてきます。悲しいことがあった場合でも、共感してくれる家族に支えられている人も多いでしょう。
・人間として成長できる
結婚すると、家族で支え合って生きていかなければなりません。また、妊娠・出産・育児といったライフステージの変化によって得られる経験もあります。大変なこと、苦しいこと、辛いことを家族といっしょに乗り越える経験は、人間として成長する大きな糧になるでしょう。
・老後の孤独感を避けられる
社会との繋がりが薄くなる老後に一人暮らしだと、どうしても孤独だと感じてしまうことが多いもの。その点、結婚して家族がいると、寂しさも和らぎます。子どももいる人はさらに孤独感を覚えにくいのが、結婚すると良いことのひとつと言えるでしょう。
・親を安心させられる
親からすると、大事な子どもが将来どうなるのか心配なものです。親が結婚を勧めてくると「婚活バカバカしい」と思うかもしれませんが、実は「自分たちがいなくなったら一人にしてしまうのでは?」という不安な気持ちがあるからかもしれません。
結婚し
て親以外の家族を持つことは、生活の基盤も整うことから、親を安心させることにも繋がります。
お金面から見た結婚のメリットは?
結婚のメリットは、お金の面でもかなり顕著に表れます。税金対策にもなることもあるお金問題をまとめて見ていきましょう。
<お金面から見た結婚のメリット>
- 家賃や生活費などの負担が減る
- 共働きの場合世帯年収が増える
- 配偶者控除が受けられる
- 社会保険の扶養控除が受けられる
- 家賃や引越費用などの支援が受けられる
- 会社から手当てやお祝い金をもらえる場合がある
お金をもらえる条件などもそれぞれ確認していきましょう。
・家賃や生活費などの負担が減る
好きにお金を使える一人暮らしや独身のほうが、メリットだらけと思われがち。しかし、それぞれ一人暮らしだったカップルがいっしょに住み始めると、結婚前と比べて一人あたりの家賃や生活費の負担は減る傾向にあります。
水道・光熱費の料金もそれぞれが払う合計よりも安くなり、食料も二人分をまとめ買いするためお得になるのです。
出典:All About|徹底比較!1人vs2人世帯のお財布事情
・共働きの場合世帯年収が増える
せっかく結婚していっしょになったのに、共働きだとなかなかライフスタイルが合わないこともあり「パートが専業主婦になって扶養に入らないと、結婚したメリットがないのでは?」と考えてしまっていませんか?
実は、共働きはお金の面で良いことがあるのです。結婚して共働きの場合は世帯年収が増えるため、食べ物や衣類などにかけられるお金が増えることも少なくありません。
出典:iyomemo|共働きの世帯年収はどれくらい?共働きのメリットとデメリットも紹介
・配偶者控除が受けられる
結婚することで得られるメリットのひとつに、納税する人の配偶者の年収によって一定の金額の“所得控除”を受けられる、“配偶者控除”という法律によって定められた制度があります。
控除を受けられる条件は、「民法の規定に則った配偶者であること」「納税者と配偶者の生計がいっしょであること」「配偶者の年収が103万円以下(年間の合計所得金額が48万円以下)であること」「青色申告者の事業専従者として、その年に一度も給与の支払いを受けていないこと、または白色申告者の事業専従者ではないこと」があげられます。
出典:国税庁|配偶者控除
・社会保険の扶養控除が受けられる
税金に関する結婚するメリットとして、社会保険の扶養控除もあげられます。納税者と生計をともにする配偶者の社会保険料を支払った場合、支払った金額に対して税金の“所得控除”を受けることができます。
配偶者の健康保険や国民年金の保険料の負担がなくなるなど、扶養に入ることで得られるメリットは多岐にわたり、被保険者として負担するものが対象です。年収130万円未満であれば扶養に入ることが可能。共働きで、二人とも130万円以上稼いでいる人たちには結婚にメリットがないと言われる理由にもなっています。
出典:国税庁|社会保険料控除
出典:タウンワークマガジン|扶養控除・扶養範囲内に押さえたい年収とは?106万、130万、150万の壁で気をつけること【社労士監修】
・家賃や引越費用などの支援が受けられる
自治体によっては、期間限定で、住んでいる市区町村が要件を満たす世帯がさまざまな支援を受けられる制度も。条件は自治体によって異なる部分もありますが、共通しているのは「令和5年3月1日~令和6年3月31日までに入籍した世帯」「夫婦の所得が合計500万円未満」「婚姻日の年齢が夫婦ともに39歳以下」です。
新居の購入費やリフォーム費用だけでなく、引っ越し費用にまで補助を受けることができます。
出典:子ども家庭庁 結婚生活支援事業|令和5年度新婚生活を応援します!
・会社から手当てやお祝い金をもらえる場合がある
扶養している配偶者がいる場合、会社から「扶養手当」、家族がいる場合は「家族手当」が会社からもらえることも。会社によって条件や金額は異なるので、確認してみましょう。
出典:株式会社リロクラブ|結婚休暇やお祝い金は福利厚生に導入すべき?相場や助成金について解説
結婚にデメリットはある?
「結婚にはメリットない」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。結婚にもデメリットはいくつかあります。
<結婚のデメリット>
- 自由な時間が少なくなる
- 友人関係が希薄になることがある
- 親戚付き合いが増える
- 自由に使えるお金が減る
- 特に男性は責任など負担が増える
具体的にどのようなデメリットなのかを見てみましょう。
・自由な時間が少なくなる
結婚にはデメリットしかないと言われることもありますが、その理由のひとつに、男女ともに自由な時間がなくなることがあげられます。
働く女性(男性)で一人暮らしであれば、急に飲み会に誘われたり、映画を観たくなったりしても自由に行くことができますが、パートナーがいると連絡の手間や配慮が必要なのが問題点。これが、「結婚してもメリットない」と思う原因です。自分一人の自由な時間は、独身のころと比べるとかなり減ってしまうでしょう。
・友人関係が希薄になることがある
結婚したら、家族との時間が増えるのは当たり前のこと。しかし、パートナーや子どもに時間を割くあまり、友人関係が希薄になってしまうこともあるでしょう。男女関係なく「絶対に結婚するな」と言ってくる友だちの中には、まだまだあなたと遊びたい気持ちがあるのかもしれません。
・親戚付き合いが増える
結婚すると相手の親などと親戚になるため、年末年始やお盆などでの関わりが増えるでしょう。親戚付き合いが苦手だと、人によっては「結婚なんてしない方がいい」と思ってしまうことも少なくありません。
・自由に使えるお金が減る
結婚のメリットがわからない男性・女性の中には、趣味などにお金を使いたい人もいるのではないでしょうか。結婚したら、家や車、子どもなど、さまざまなものにお金を使わなければなくなり、自由になるお金は当然減ってしまいます。
たとえば、40代まで独身で「結婚にはメリットない」「結婚はリスク高すぎ」と思う原因には、これまで自由に使えていたお金を使えなくなることも含まれている可能性もあるでしょう。
・特に男性は責任など負担が増える
結婚すると支えるべき家族ができるため、責任が発生するもの。特に、妊娠・出産・子育てで動けない女性を支えるべく、男性が家計を担う家庭は多いでしょう。男性の中には、「自分が家の大黒柱だからしっかりしなくては」と過度にプレッシャーを感じてしまう人もいます。
これは、SNSなどで「結婚しない男は賢い」と言われてしまう原因のひとつ。もちろん男性ばかりでなく、女性でも「家庭を守らなければ」と圧力を感じてしまう人もいます。
結婚生活が上手くいくコツはある?
円満な結婚生活を送るにはコツが要ります。事前にチェックしておきましょう。
<結婚生活が上手くいくコツ>
- 思いやりの気持ちを持ち続ける
- 会話を大切にする
- 干渉しすぎない
- 一人時間を作る
- 子どもが生まれても二人の時間を持つ
- 金銭面について話し合っておく
具体的にどのようなことをしたらいいのかを解説します。
・思いやりの気持ちを持ち続ける
いくら家族といえども、思いやりの心をお互いに持ち続けないと、愛情は薄れていってしまいます。パートナーを気遣って行動することを心がけるといいでしょう。「いつもありがとう」「ごめんね」などの声かけも大事にして。
・会話を大切にする
会話をしなくてもわかってもらえるだろうというのは、甘い考え。どんな人とでも会話をしないと、気持ちはうまく伝わりません。パートナーとの些細な会話は、結婚生活においても重要です。いざ大切な話をしようとしたときにも、話し出しやすいでしょう。
・干渉しすぎない
お互いに、パートナーに干渉しすぎてしまうと相手のことが面倒になってしまいます。「誰と電話しているの?」「今どこにいるの?」など聞きすぎないように気をつけましょう。
・一人時間を作る
家族といる時間も大切ですが、お互いに自由な時間を過ごすこともリフレッシュには必要です。パートナーとほどよい距離感を保って円満な関係でいるためにも、一人で趣味を楽しむ時間も大切にしましょう。
・子どもが生まれても二人の時間を持つ
子どもができると、なかなか夫婦二人の時間は取りにくくなります。特に子どもが小さいうちは目が離せないため、日々の生活に追われがち。意識的に二人の時間を作るように心がけることが必要です。
・金銭面について話し合っておく
お金に関する問題は、結婚する上では避けて通れません。家計をいっしょにするときに、お互いの金銭に関する価値観を話し合っておくのがおすすめです。貯蓄に関しての意識も、しっかりすりあわせておきましょう。
結婚のメリット・デメリットを把握し自分に結婚が向いているかどうか考えよう!
結婚するメリットとデメリットについて知ったことで、結婚についての理解が深まったのではないでしょうか。既婚の人はもちろん未婚の人も、結婚生活が上手くいくコツを参考にパートナーとの仲を深めては?ぜひ自分が結婚に向いているかどうか考えるきっかけにしてくださいね。
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富山県出身。0歳女の子のママです♡元新聞記者で、夫の転勤を機にWebライターに転身。食べることが大好きで、特にお寿司に目がありません!芸術系の大学出身で、学芸員資格と色彩検定3級を持っています。
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