Baby&Kids
子どもに話しかける言葉が浮かばないときは、実況中継を活用しよう
0~1歳の赤ちゃんには良質な言葉のシャワーを浴びせて感情と脳を育んで
0~1歳の赤ちゃんは、感情と脳の発達が著しい時期。そしてその時期に赤ちゃんに効果的な刺激をしてあげることが、感情や脳の発達にとても大切だと言われています。その中でも特に重要なのが、お母さんの愛情たっぷりの語りかけ。お母さんが笑顔でたくさん話しかけることで赤ちゃんはコミュニケーションの取り方や表情の意味、そして言葉そのものをぐんぐん吸収しているのです。ユニセフで発表された研究によると、貧困家庭と上流階級とでは4歳までに耳にする言葉の数が3000万語もの違いがあり後の成長に大きな影響を及ぼしているそう。大切な時期だからこそ、良質な言葉のシャワーを浴びせてあげたいですね。
どんな言葉を語り掛けたらいいかわからないときは、身の回りの「実況中継」
赤ちゃんに話しかける重要性はわかったけど、どんなことを話しかけたらいいの?赤ちゃんはまだ話せないから会話が成立するわけではないし、すぐに沈黙が流れてしまう…というお母さん。そんなときは、「ボールがころころ転がったね」「風が気持ちいいね」「今日は暖かい日だね」など、どんなことでもよいのです。身の回りにあることの「実況中継」をしてみましょう。今はまだ反応がないように見えても、赤ちゃんはお母さんが発する言葉をちゃんと聞いています。
「形容詞」や「オノマトペ」を使って話しかけると、感性豊かな子どもに育つ
子どもに「実況中継」をして話しかけるときに、たくさんの「形容詞」を使って話しかけると、感性豊かな子どもに育ちます。日本語ならではの「オノマトペ」を入れて話しかけてあげることも、豊かな表現力を育みます。「風がそよそよふいているね。気持ちがいい日だね」「みずみずしくて甘ずっぱいイチゴだね」など、様々な言葉で語り掛けてあげましょう。形容詞には五感を刺激されたときに感じる感情を言葉にしたものが多く、のちに子どもが自分の感情を人に伝えたりするときにとても大切な道具になるのです。
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