Baby&Kids
やめてほしい3歳児の“やりたい!”どこまで受け入れる?
Vol.641 譲れない軸はぶらさず、子どもの気持ちを満たす環境を準備しよう
3歳前後の主張の強さに戸惑う時、それは新たな成長の1歩を踏み出した証拠
「最近、今まで以上に何を言ってもスムーズに聞いてくれない。お母さんがやってほしくないことや無理なことを、どうしても「やりたい!」と主張が激しくなってきた気がする。」と3歳前後は、一段と収拾のつけ方に困惑するお母さんも珍しくありません。でも3歳前後の「自分でやりたい!」は成長の節目、自立の時期を迎えた証拠です。この時期にしっかり自立を学ぶことが、子どもの未来にも繋がっています。
できないと思っていることをあえてやらせる勇気が、子どもの意欲を育みます
夕食の洗い物をしている横で「私もやる!」と3歳になったばかりのMちゃん。キレイに洗えなかったら面倒だし、早く就寝の準備をしたいのがお母さんの本音。それでもやりたい気持ちを一旦は受け止めます。就寝時間やお母さんも一緒にやることを約束し、できるだけ残りを減らした時点でMちゃんも参加。Mちゃんが泡、お母さんが水で洗う役です。気持ちを受け入れてもらえた後のスケジュールは、意外にスムースに進みました。
お母さんを困らせる子どもの“やりたい!”気持ち、実現は未来への先行投資
3歳前後の何にでも興味を持ち自分の“やりたい”をやる体験は、子どもの自立心を育てています。「やってみたい!」を実現することは本人の意欲をつくります。“やりたい”の実現を叶えた“積み重ね”は未来の積極性を養います。特に3歳前後の「やりたい!」は自主性の発芽なのですが、お母さんにとって面倒で理解できないことが多いです。子どもの心をくみ取り挑戦させる環境が、能力を伸ばす価値のある遠回りです。
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