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「やさしくしてね」と言うよりも、リアルな気持ちを共有しあおう
vol.695【1日1成長お母さん】共感とは相手の気持ちに寄り添い、確かめるように話を聞くこと
子どもはお母さんと毎日接する中で、様々な感情を学んでいきます
子どもは自分の心の中に起こっている感情と言葉が繋がらないことがあります。悔しい思いをした時も、ただ泣くことで表現します。その気持ちを言葉にすることを学び、整理できるのはお母さんの「悔しかったんだね」という共感から。美味しいものを食べながら「美味しいね」、眠たそうにしている時の「眠たいね」などお母さんの言葉と一緒に感情を覚えます。そして成長とともに、自分に感情があるように相手にも感情があることを学んでいきます。
相手の気持ちを考えて行動できるようになるのは、5歳を過ぎてからです
2、3歳の頃はお友達とのやり取りで、おもちゃを無理やり取ってしまうなんてことがあります。でも本人にとっては、ただ自分がそのおもちゃで遊びたかったり、意地悪ではなく一緒に遊びたかっただけ。日々の遊びの中でお母さんと「貸して」「どうぞ」「ありがとう」の習慣をつくっておきましょう。「貸してくれて嬉しいな」と気持ちを伝えれば、自分の行動でお母さんがどう感じるのかということを知ることができます。
やさしい子に育てたかったら、お母さんの感情を言葉でたくさん表現しよう
5歳になると想像力のひとつである共感脳という機能が発達します。そのため相手の気持ちを思いやる事ができるようなります。5歳までは子どもの気持ちに寄り添い行動を正すことを大切に、5歳からは「おもちゃを取られたお友達は悲しい気持ちだよ」とお友だちの気持ちも代弁して伝えましょう。お母さんの気持ちを子どもに伝えることで、共感脳が育ちます。その繰り返しが自然と人の気持ちを感じる力になり、思いやりの心を育んでいきます。
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