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【医師監修】妊娠中のヘアカラーはしていいの?美容院に行くときの注意点も解説
■妊娠中にヘアカラーやパーマって大丈夫なの?
妊娠中のヘアカラーやパーマについて、気をつけておくべきポイントを見ていきましょう。
・一番気になる!「胎児への影響」は?

ヘアカラー剤に含まれる化学物質の中には、赤ちゃんに影響があるとされているものもあります。しかし、実際にヘアカラーで経皮吸収する成分濃度はそんなに高くありません。そのため、ヘアカラーで使用する程度の成分濃度で影響が出ることはほとんどないとのこと。
しかし、妊娠中のヘアカラー・パーマなどについては胎児への影響を調べた論文やデータがあまりありません。そのため、完全に影響がないとは言いきれないので、心配な方は妊娠中のヘアカラーは避けた方が良いでしょう。
・妊娠初期の12週までは避けた方が良いかも
妊娠初期のカラーリングやパーマが胎児に影響あると聞いたことがある方も多いかもしれません。これは、妊娠初期の12週頃までは胎児の臓器が作られる大事な時期であり、化学物質の影響を受けやすいとされているためです。ヘアカラーをするなら、妊娠12週以降までは待った方がより安心でしょう。・妊娠中は匂いに敏感になっている場合がある

妊娠すると、今まで大丈夫だった匂いが急に苦手になったり気分が悪くなったりすることがあります。つわりに関係していることもあるので、その際ヘアカラーは避けたほうが良いようです。
特にパーマ液の匂いがキツくて、めまいや吐き気が起こる可能性もあります。匂いの影響を受けにくくなる安定期に入ってからがベストでしょう。
・皮膚も敏感になっているかも
妊娠中はホルモンバランスの影響で、カラー剤やパーマ剤でかぶれることも。特に「ジアミン」というアレルギーを引き起こす成分に注意が必要です。妊娠中だけではなく、普段からアレルギー反応がある方は、このジアミンという成分は避けるようにしましょう。・パーマやカラーなどで長時間座るのがつらい場合も

美容院では時間がかかることも多く、ずっと座っていたり同じ姿勢が続いたりする可能性も。美容師さんにあらかじめ妊娠中であることを伝えておき、こまめに姿勢をかえさせてもらうなど、同じ姿勢が続かないように工夫してもらいましょう。
また、シャンプーを短めにしてもらうこともできますし、カットとカラーは別日に行い、こまめに来店するというのもおすすめです。
■妊娠中の白髪染めはOK?
カラー剤の成分に大きな違いはありませんが、白髪染めは白髪が気になりがちな生え際に塗布する量が多いのが懸念点です。いつもよりしっかり洗い流してもらったり、頭皮の保護剤を塗布してもらったりしましょう。カラーのときは事前に頭皮に保護剤を使用している美容室かどうかを調べておけば安心ですね。また、髪に優しい天然のヘアカラー剤であるヘナカラーで白髪を染めてもらうのも良いでしょう。
■妊娠中のセルフヘアカラーはあり?なし?

妊娠中のセルフヘアカラーは、できればしない方が良いです。市販のヘアカラー剤にはジアミンが含まれていることが多いので、洗い残しがあると皮膚トラブルの原因になり兼ねません。お腹が大きくなって、姿勢や体勢が制限されると洗い流す作業も難しくなるでしょう。
セルフカラーした人全員が体調を崩しやすいというわけではありませんが、妊娠中に髪を染めたい場合は、できるだけ美容室を利用するようにしてくださいね。
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