子どもが内気なのは誰のせいでもない。長い目で見て育てよう

子育ての困りごとは生まれ持った性格によるもの。子どもの性格を知ろう

子育てしていて子どもの困った行動を見た時、自分の育て方に問題があるのではないかと悩んだ経験はありませんか？こういったときは育て方ではなく子どもの生まれ持った性格によるものが大きいのです。生まれ持ったものだからといってずっと困った行動が改善しないわけではありません。子どもの成長は一歩一歩。子どもの性格に合わせた対応をすることによって子どもの成長が見られることもあるのです。まずは子どもの生まれ持った性格を知ることから始めましょう。

目を見て話せない我が子。どうしてこんな簡単なことができないの？

3歳のK君のお母さんは悩んでいました。K君は恥ずかしがりやで繊細、いつもお母さんの後ろに隠れているような子です。お母さんの一番悩みは人の目を見て挨拶ができないこと。何度言ってもできないK君にしっかりもののお母さんは「顔を見るだけなんて簡単なことなのに」とイライラしていました。K君が目を見て挨拶できないのはK君の頑張りが足らないわけでも親の育て方に問題があるわけでもないのです。それは生まれ持った性格によるものだったのです。

元々目を見て話すことが苦手な子もいる。焦らずできることから始めよう

性格を決めるのは環境や育て方によるものとイメージを持たれる方もいるかもしれません。でも実際は生まれもった性格（気質）というものもあるのです。今回のK君はデリケートタイプという人の気持ちを理解することができる思いやりのあるタイプ。繊細で場所見知り・人見知りが多いのもこのタイプです。慣れない人や場所だと緊張しやすく、目を見て話すというのも緊張してしまうため苦手な子が多いのです。苦手なことに挑戦する時はできることから始めましょう。