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ゆっくりは個性。原因追及より未来へつながる気づきを与えよう

Baby&Kids

ゆっくりは個性。原因追及より未来へつながる気づきを与えよう

vol.1275【1日1成長お母さん】小さな達成感を与えながら、時間を意識させる声かけをしていこう

スピード社会に対応できるか心配。でも早ければ良いとも限りません

子どもの行動がゆっくり過ぎると心配になってしまうというお母さんもいることでしょう。現代の社会を渡り歩くには、スピード感を求められることもあります。特に日本では、ゆっくりというだけで困った人扱いを受けることも。ですが、ゆっくりなのが全て悪いわけではありません。丁寧さや慎重さという長所につながることもあるのです。子どもの長所を活かしてあげながら、スピード感に対応できる大人になれるよう導いてあげたいと思うのも親心ですね。

“ゆっくり”も個性の一つ。できないことよりできていることを見てあげよう

K君は4歳の年少さんです。何事にも丁寧で慎重なK君は、周りのお友だちよりも行動がゆっくり。今日も工作の時間ではお友だちが完成していく中、なかなか完成しません。「折り目と折り目はしっかり合わせてね」と先生の声かけに、丁寧に折り合わせるK君。当然ながら、時間がかります。丁寧なことは決して悪いことではありませんが、自分だけ完成しなかったことにK君はしょんぼり。そんな時は「折り目がきれいね」とできていることを伝えて励ましてあげましょう。

原因を指摘するより「完成するには?」と未来に焦点をあて解決へと導こう

ここで気をつけたいのが原因を追及しないこと。丁寧に慎重に工作をすれば時間がかかるのは当然です。それを「丁寧過ぎるからよ」と原因を指摘しても、問題解決には繋がりません。それよりも「完成するには?」と解決策に目を向けてみましょう。「きれいな折り目ね。完成が楽しみ」と今できていることに注目しながら焦点を未来に向けさせます。「次はここまで作ろうね」と具体的に次の目標を示してあげると行動に繋がるでしょう。

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