子どもがやってみたい！と言ったら自立への第1歩です

自分でやる、やりたい気持ちは上手くできなくていいからやらせてあげよう

3歳は自分でやりたくなる時期。今までは大人が手伝ってくれていたことを、自分でやってみたいと思い始めます。自分でやりたいと子どもが言ったら、ぜひ子どもの気持ちを尊重し、やってごらんと自分でやらせてあげてほしいのです。何事もみんな最初から上手にできることはありません。上手にできることが目的ではなく、自分でやって“できた”という経験をたくさん積むことの方が大切です。自分でできたことは自信につながります。

3歳は今までは大人が手伝ってくれていたことを自分でやりたくなる時期。

子どもの気持ちの中ではやれると思っていても、実際には上手にできなかったり時間がかかったりします。つい大人が手を出したくなりますが、ここは我慢です。子どもが頑張っている時に大人が手を出そうものなら、子どもがやる気をなくしてしまいます。まずは子どもがどこまでできるのかを見守りましょう。やりたいと思う気持ちは自立への第一歩です。我が子も成長しているのね、と受け止めてあげましょう。

お母さんのお手伝いは子どもにとって生まれて初めて体験する社会貢献

夕ご飯の支度をしていると、3歳のAちゃんが「お母さんのお手伝いをしたい」と目を輝かせて台所に来ました。お母さんとしては1人で夕ご飯の支度をした方が早いので「お手伝いしてくれるのね」と言いながらも内心は困り気味。しかし、お母さんは5分だけ子どもに付き合おうと決めました。レタスをちぎるお手伝いができたAちゃんはキラキラ笑顔。お手伝いは子ども自身が人の役に立つ喜びを感じるチャンスなのです。