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貯蓄とはどんな意味?金融用語だけでなくおすすめの方法も紹介
貯蓄は大切というけど、みんなどれくらい貯蓄しているのか知っていますか?厚生労働省の2016年度国民生活基礎調査によると、すべての世帯の貯蓄総額平均は約1,031万円。貯蓄があると答えている人は全体の80.3%だそうです。 年代や家族形態によって金額は違いますが、8割の人が貯蓄しているというと貯蓄を大切だと思っている人が多いということが見えてきますね。そんな貯蓄について基礎知識を深めていきましょう。
■貯蓄、貯金、預金って全部意味が違うって本当?
貯蓄や貯金、預金ってどれも同じような意味と感じる人が多いはず。どこまでが貯蓄でどこまでが貯金なのかなど、言葉の意味を解説していきます。
・貯蓄とは現在持っている金融資産のこと
貯蓄=貯金と考えている人は多いはず。厳密にいうとふたつは違います。貯蓄とは資産を貯めることです。 そのためお金といった現金はもちろん、積み立て型の保険や株式、投資信託なども入ります。結果、貯蓄の中に貯金や預金があるということです。
・貯金はゆうちょ銀行、預金は銀行にお金を預けること
貯金とはゆうちょ銀行や農業協同組合、漁業協同組合に預けたお金のことをいいます。預金は銀行や信用金庫、労働金庫などに預けたお金のこと。この違いは法律の違いです。 たとえばゆうちょ銀行は郵便貯金法、銀行は銀行法などとなっています。それぞれの法律内で使われている言葉が貯金なのか預金なのかで呼び方が違うのです。
■ちょっと踏み込んでみた!貯蓄の定義ってなに?
学生のときにあった公民の授業では、家単位の貯蓄について学びます。そこでここでは少し踏み込んで、広い範囲の経済であるマクロ経済学的準貯蓄について知っておきましょう。
・マクロ経済学的準貯蓄とはどういうこと?
そもそもマクロ経済学とは、家計だけではなく、企業や国、世界など広い範囲の経済活動を見ていく学問です。 ですから、ニュースで取り上げられているような円高円安、失業率などそういった視点はまさにマクロ経済学的なものということになります。なんだか難しく考えてしまいがちですが、意外と身近なものですね。 そんなマクロ経済学で使われる準貯蓄とは、国内で生みだされた利益と海外での所得を足したものから税金や消費した分、投資へと流れた分を引いたものをいいます。簡単にいうと、国単位で見る余ったお金です。
・マクロ経済学から見た貯蓄とは
マクロ経済学では貯蓄と投資は同じ意味とされています。またマクロ経済学からみた貯蓄とは、準貯蓄と同じこと。 家計の貯蓄と違う点は、マクロ経済学の貯蓄では政治の情勢や人口の増減など世界規模のさまざまな要因で、金額が変動するものと考えられていることです。
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