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大根おろしが辛いワケは?原因や辛みを抑えるおろし方も解説
■知らなかった!辛味がやわらぐおろし方
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おろし方によっても、大根おろしの辛味は変わります。大根の辛味成分の発生をおさえるには、おろすときになるべく繊維を壊さないようにすることが大切なんです。大根を縦に切り、その断面を繊維に沿ってやさしくおろしていきます。大根は、上の葉元に近いほうを使いましょう。
また、使うおろし器によって味・見た目も大きく変わるんです。
「鬼おろし」というおろし器はおろし金が粗い竹製なので、繊維を壊さず少し粗めにザックリおろすことができます。甘みが出るため「辛い大根おろしは苦手!」という方は、鬼おろしを使うのもおすすめです。また、余分な水分がほとんど出ないためみずみずしい大根おろしが味わえますよ。
一般的な金属性のおろし器は、いちばん細かくすりおろせるのが特徴。繊維を壊すようにすりおろすので、辛めの大根おろしが好きな方にはピッタリかもしれません。さきほど紹介した鬼おろしよりは水っぽい仕上がりに。
セラミック製のおろし器はその中間といったところでしょうか。味わいは、鬼おろしよりも辛く、金属製よりも辛くない中間の辛さ。仕上がりは少し水っぽくなります。最もすりおろしやすいおろし器なので、初心者さんにもおすすめです。
どれがいちばんおいしいかは、それぞれの好みによるところも大きいので、好みに合わせて選んでみてください。また、合わせる料理によって道具を変えてみてもいいでしょう。
さらに、おろし方によっても辛さや食感が変わります。
円を描くようにゆっくり優しくおろした場合は、辛み抑えめの大根おろしに。口当たりもソフトです。
逆にすばやく力強くおろした場合は、繊維が壊れやすくなるので、辛みがやや強めに。食感も残りやすくなります。
夫や子どもにお手伝いをお願いするときは、まず「大根の辛いほうは上下どっち?」「切り方やすり下ろし方で辛いのはどっち?」と大根の辛いポイントを見分けてもらうことで、誰でもおいしく作ることができます。
■ひと手間で辛味はおさえられる!辛味抜きの方法あれこれ
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大根おろしは、ちょっとしたひと手間で辛味を軽減することができます。
・ラップをせずにしばらく置くだけ
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さきほど紹介した大根の辛味の原因、辛味成分がなくなれば大根おろしの辛味がとれます。辛味成分は揮発性なので、ラップなどせずにしばらく置いておくだけで辛味が抜けていきますよ。
ただしあまり長く放置すると大根おろし自体の味が落ちるので、次の食事で食べないのであれば保存しましょう。大根おろしは冷凍で保存できます。使うときは、電子レンジなどで急速に解凍すると辛味だけでなく苦みも出るので、自然解凍がよいでしょう。
・電子レンジで簡単!辛味抜き
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大根は煮ると甘くなりますね。大根おろしも電子レンジで加熱すると辛味が抜けます。ただし、大根おろしの状態は電子レンジ内で沸騰しやすいので注意して加熱してください。
・速攻で辛みを抜くなら、酢やレモンを加える!
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辛みを早く消したいなら、酢やレモンを使う方法がおすすめ。すっぱい味が辛みを和らげてくれるんです。大根おろしに数滴たらせばOKですよ。先ほど紹介したように、放置するだけでも辛みは抜けますが、実は揮発といっしょにビタミンCも少しずつ失われます。レモンを加えることで、ビタミンCも追加できますね。その他、酢やレモンには変色防止もあります。食品が傷むのを防ぐ働きもあるので、保存面でも安心です。
・マヨネーズを加えればすぐマイルドに!
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大根おろしに、マヨネーズを加える方法です。マヨネーズの油分が大根の辛味をマイルドにして食べやすくします。大根スティックの辛味をとるのにもおすすめ。すぐにできるので、食べ始めて辛さに気づいたときにもさっとリメイクできますね。
■大根を使いこなしておいしく味わう大根おろし
英語では大根を「JAPANESE Radish」と言わないと伝わりづらいそうで、大根が日本人の食と関わりの深い野菜であることが分かります。
和食に欠かせない大根おろしは、大根を知ることで好みの辛さにすることができます。上手に使って、いつでもおいしい大根おろしをいただきましょう。
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