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クレヨンの正しい落とし方って?「やられた!」ときの場所別・素材別対処法
「子どもが静かだな~。テレビでも見てるのかな?」と思ったら、クレヨンで落書きしていた!なんて経験ありませんか? コンクリートならブラシでゴシゴシ掃除できますが、お家の中となるとそうはいきませんよね。ひと口にクレヨンの汚れと言っても、壁紙や床など素材によって落とし方が違います。フローリングには有効な落とし方でも、無垢床には避けた方が良い場合もあるのです。
そこで今回は、そんなクレヨン汚れに困ったときに役立つ、素材別の落とし方を紹介します。
■【壁・壁紙】クレヨンの落とし方
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クレヨンには巻紙がついていますが、子どもがお絵描きするとどうしても手にクレヨンがついてしまいますよね。そのまま壁をさわったり、壁紙に直接描いたりしたりしてしまうことも。
・水分を吸収しないビニールクロスなどの壁紙の場合
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ビニールクロスなど、水を吸いにくい素材の壁紙についたクレヨンを落とすときに活躍するのが、なんと「牛乳」です。
牛乳はクレヨンの油汚れを包み込み、落としやすくする作用があります。水分を吸収しないビニールクロスなどであれば、次の方法がおすすめです。
1.布に牛乳をしみ込ませ、その布で汚れを拭き取る
2.さらにしっかり水拭きしてから、乾拭きをする
牛乳はにおいが残りやすいので、しっかり拭き取るのがポイントです。 牛乳を使った方法は、プラスチック製品についた汚れにも使えますよ。
・水分を吸収してしまうタイプの壁紙の場合
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壁紙が水分を吸収してしまうタイプの場合は、牛乳を使わず、歯ブラシで汚れを掻き落とす方法がおすすめです。
1.何もつけていない乾いた歯ブラシを用意する
2.歯ブラシで汚れを掻き落とす
■【床】クレヨンの落とし方
子どもによっては、テーブルより床に画用紙を広げるほうが、のびのびお絵かきができる場合もあります。お絵かきに夢中になるうちに、床にクレヨンがついてしまうことも。フローリングと畳、それぞれの素材に適したクレヨンの落とし方を紹介します。
・フローリングの場合
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床がフローリングの場合、先ほど紹介した牛乳を使う方法以外に、アイロンや市販の住宅用洗剤を使う方法があります。
<アイロンを使う方法>
1.乾いた布をクレヨン汚れのうえにかける
2.布の上から、アイロンをあてる
クレヨンは油汚れなので、熱を使うと汚れが落ちやすくなります。
アイロンの温度が高すぎると、フローリングの表面が剥げてしまうことがあるので、様子を見ながら行いましょう。
<市販の住宅用洗剤(クレンザーなど)を使う方法>
1.市販の住宅用洗剤をクレヨン汚れの部分にたらす
2.少し時間を置いてから布で汚れをこすり落とす
・白木や無垢材の場合
床以外に住まいの柱などにも使われる白木や無垢材といった素材は、水分を吸収するとひび割れなどの原因になるので、次のように落としましょう。1.目の細かいやすりやメラミンスポンジで汚れを落とす
2.擦った箇所に蜜蝋などのワックスを塗る
白木などを研磨したときは、そのままにしておくと汚れが付着しやすいので、蜜蝋など専用のワックスを塗ってアフターケアを忘れずにしましょう。
・畳
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畳についたクレヨンを布巾で擦ると、汚れが奥へと入ってしまいます。畳についたクレヨンの汚れは「歯ブラシ&歯磨き粉」で落としましょう。
1.歯ブラシに歯磨き粉をつけて、優しく擦る
2.汚れが浮いてきたら、布巾で乾拭きする
3.上の工程を何度か繰り返し、きれいになったら固く絞った布巾で歯磨き粉を拭き取る
このとき、一度に汚れを落とそうとして強く擦ったりするのはNG!畳が変色したり傷んでしまったりするので、優しく丁寧に数回に分けて行ってください。
