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【冬至の食べ物について】由来やレシピ、ゆず湯やかぼちゃの意味とは

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【冬至の食べ物について】由来やレシピ、ゆず湯やかぼちゃの意味とは

■出身地がわかる!?地域によって異なる冬至の食べ物

日本の地域別に、冬至に何を食べられているのかご紹介します。縁起物を組み合わせた料理が多いようです。

・北海道では「かぼちゃのおしるこ」

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北海道では、かぼちゃと小豆で作る、かぼちゃのおしるこが有名です。お餅や白玉などを入れる家庭もあり、デザート感覚で食べられているようです。同じ材料で作る「いとこ煮」よりも小豆を多めに入れます。

・東北地域では「いとこ煮」

東北の地域では、いとこ煮が多く食べられます。堅いかぼちゃから小豆を順に「追い追い(甥々)煮て作る」ことから、この名前になったといわれています。また、青森県では朝に「かぼちゃ粥」を食べるようで、赤ちゃんや体調を崩したときにもおすすめの料理です。

・関東で有名なのは群馬県の「冬至うどん」

群馬県では特産のこんにゃくを使った煮物や、かぼちゃやこんにゃく、にんじん、ねぎを入れたほうとう風の「冬至うどん」が食べられています。
なお、首都圏は全国から人が集まり文化が入り交じったことから、冬至に食べる決まった料理は特にないようです。

・中部地域では「かぼちゃほうとう」に「かぼちゃ団子」

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山梨県では、伸びにくく煮とけにくいほうとうを使った「かぼちゃほうとう」、長野県ではいとこ煮やかぼちゃのおしるこに似た「かぼちゃ団子」が有名です。

・関西の地域では具だくさんの煮込み料理

関西では、かぼちゃや名前に「ん」がつく食べ物をたくさん煮込んだ、野菜の煮物が多く食べられます。そのときに手に入りやすい縁起物の食材が使われるようです。

・中国・四国地域では「しっぽくそば」に「かぼちゃぜんざい」

香川県では「しっぽくそば」が有名で、郷土料理にもなっています。麺といっしょにたくさんの具材を食べられるため、「ん」のつく食べ物を取り入れやすい料理です。
また、山口県では団子にかぼちゃが練りこまれた「かぼちゃぜんざい」も食べられています。

・九州では「かぼちゃの甘煮」、沖縄では「トゥンジージューシー」

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九州では「かぼちゃの甘煮」やかぼちゃぜんざいが多く食べられます。また、沖縄県では里芋やお肉、野菜を入れた炊き込みご飯「トゥンジージューシー」を食べ、子孫繁栄や健康を願うそうです。

■厄払いのため?冬至の食べ物以外ではゆず湯が定番

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冬至にゆず湯に入る理由や、入り方をご紹介します。風情もあり気軽に取り入れやすい一方、注意する点もあるので詳しくみていきましょう。

・冬至にゆず湯に入る理由とは?

ゆず=「融通」がきく、冬至=「湯治」といった語呂合わせともいわれますが、「禊」の意味があるようです。
昔はお風呂に毎日入る習慣はなく、大切な儀式の前に入浴する風習がありました。加えて強い香りは邪気を払うという考えから、冬が旬で香りの強まるゆずを湯船に入れて、禊の効果を高めたそうです。

また、ゆずは植えてから収穫までに長い年月が必要なことから、長年の苦労が実って欲しいという願いも込められていました。ゆず湯に入り「一陽来復」と唱えると、なお良いとされています。
さらには、ゆず湯には保温効果、美肌成分、リラックス効果といった効能がたくさんあるのがうれしいですね。

・効率的なゆずの入れ方

ゆずの入れ方にはこれといった決まりはないため、各家庭でやりやすい方法を選びましょう。

<まるごと入れる>
ゆずをまるごと入れる場合は、なるべく無農薬を選び水洗いしてから入れましょう。ゆずの香りをより楽しみたいときは、皮を何カ所か削いだり浅く切れ込みを入れたりすると、香りがたちやすくなりますよ。

<中身は料理に使い、皮だけ入れる>
中身はゆずゼリーなどのデザート作りに使い、皮のみをお風呂に入れるのもおすすめです。最も無駄のない方法ではないでしょうか。

<果汁を絞って入れる>
絞った果汁のみをお風呂に入れるという手もあります。残った皮は料理に使いましょう。半分に切って絞り器で絞ると、たくさんの果汁を絞れますよ。

<半分や輪切りなど、カットして入れる>
切ってそのまま入れてしまうと種などの処理が大変になるため、ネットに入れるのがおすすめです。家庭にある洗濯用や生ごみ用のネットで大丈夫ですよ。

※ゆずには刺激性成分が含まれるため、肌がデリケートな方やお子様が入浴する際は特に注意が必要です。

・確認しよう!ゆず湯に入る際の注意点

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敏感肌の方は、ゆず湯に入ると肌がピリピリすることがあるため注意が必要です。原因はゆずの皮に多く含まれるリモネンとされ、皮に切れ込みを入れたり揉んだりすると成分が出やすくなります。
心配な方は、入れる個数を少なくする、短時間で上がる、切れ込みなどを入れずにまるごと入れる、洗面器に皮だけ浮かべるといった対策がおすすめです。もしピリピリと感じたらすぐに湯船から上がり、その部分をシャワーで流しましょう。肌の弱い赤ちゃんは入浴を避けた方が無難です。

■体の中から運気をアップ♪冬至を楽しみましょう

冬至におすすめの食べ物についてご紹介しました。地域によって食べ方に違いがありますが、健康祈願という願いを込めているところはいっしょですね。食べ物やゆず湯で体をあたためて、運気を呼び込んでいきましょう。

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