ワッペンの付け方、縫い方をマスター！【アイロン・手縫い・ミシン】の方法別に正しいやり方を解説

■【手縫いで付ける方法】ワッペンの正しい付け方

次に手縫いで付ける方法をご紹介します。

・縫い方の種類

ひとくちに手縫いと言ってもさまざまで、まつり縫いやバックステッチ、ブランケットステッチなどの縫い方があります。それぞれの縫い方は別に紹介していきますね。

・＜用意するもの＞

糸
縫い針
手芸用ボンド（必要であれば）

糊がついていないワッペンの場合は、接着剤の代わりに手芸用ボンドを使用して仮止めすると縫いやすいです。

・＜まつり縫いでの付け方＞

1．玉結びをして、ワッペンの裏から針を出す
ここでは、ワッペンだけに糸が通っている状態です。

2．ワッペンとの境目に針をさす
縫い始めのワッペンの位置に対して針を垂直に、ワッペンの境目からさしましょう。

3．ワッペンの際に針を出す
縫い目が2～3ミリの間隔になるように、ワッペンの際に直角にさします。

4．2～3の手順を繰り返す

5．玉止め
最後は布をすくった状態で止めて、ワッペンの際で玉止めをします。玉止めを隠すために、針をワッペンの下にくぐらせ離れた場所から出しましょう。玉結びが目立たないのでキレイな見た目の仕上がりになりますよ。

・＜バックステッチでの付け方＞

1．玉結びをして、ワッペンの裏側から針を出す
まつり縫いと同様で、ワッペンだけに糸が通っている状態です。

2．1針戻って針をさす
玉結びの場所から、1針戻って生地裏まで針をさしましょう。

3．針を2針先に出す
玉結びの場所からは1針先の位置になります。

4．1針戻って針をさす
1針戻るときは、手前の縫い目と同じ場所に針をさしましょう。

5．2～3の手順を繰り返す

6．玉止め
最後は、ワッペンの際で玉止めします。針をワッペンの下にくぐらせ離れた場所から出して玉止めを隠してください。

・＜ブランケットステッチでの付け方

1．生地を1針すくう
玉結びをワッペンで隠すように、生地を1針すくいます。

2．ワッペンの上から針をさし、ワッペンの際から針を出す

3．糸を引っかけて針を抜く

4．2～3を繰り返す

5．最後は、1針目に針をくぐらせる
一周したら、1針目に針をくぐらせてステッチが繋がるようにしましょう。ワッペンの裏で玉止めしたら、隠すように離れた場所から出して完成です。

■【ミシンで付ける方法】ワッペンの正しい付け方

ミシンで付ける方法のご紹介です。手縫いでは難しい、厚みのあるワッペンなどを付けたいときはミシンを使いましょう。

・＜用意するもの＞

ミシン（針・糸）
手芸用ボンド（必要であれば）

・＜付け方＞

1．付けたい位置を決める
ズレないようにしたいなら、手芸用ボンドで接着してくださいね。

2．ジグザグ押さえを取り付ける

3．ジグザグ縫いで縫う
モードをジグザグ縫いに設定してお好みの粗さで試し縫いしたら縫っていきます。
ワッペンの少し外側に最初の針をさしましょう。

4．最後は、直線縫いで返し縫いする

■アイロンワッペンを補強するにはどうしたらいい？

アイロンワッペンは、生地が収縮したり洗濯を繰り返したりすることで剝がれやすくなりますが、工夫すれば強度を保てますよ。

・生地の裏からもアイロンをかける

表面から30秒ほど押し当てたら、裏面からもしっかり押し当てましょう。両面からアイロンを当てることが、キレイにしっかりと接着できるコツです。

・ワッペンの隅を縫ってとめる

付ける生地によってはアイロンが効きにくく、すぐ取れてしまう場合も考えられます。補強するためにも、ワッペンの端を数か所手縫いで留めておくと安心ですよ。