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「いい加減にしなさい!」という叱り方は言ってもムダです
vol.523【1日1成長お母さん】子どもに気づいてもらうには具体的に伝える必要があります
何度言っても聞かないのは、正すべき行動が曖昧だから。堂々巡りです
子育て中のお母さんが子どもに大きな声で「いい加減にしなさい!」「何やってるの!」と怒鳴ってしまうことがよくあるかもしれません。子どもは怒鳴られた勢いで恐怖心やハッとした気づきはあっても、次に同じ状況のときには直っていないのです。だから同じことで何度も注意や叱りを受けることになるのです。同じ伝えるなら、次にするべき行動を示してあげるのが最善です。
使いやすい言葉ほど曖昧なのです。注意をするならば具体的な行動を示そう
「いい加減にしなさい」「ちゃんと○○しなさい」というのは行動について注意をしていない曖昧な叱り方です。これらは計測もできないし人の評価もバラバラなので、子どもには次の言動が改まるほど伝わっていないからです。子どもは「ちゃんとってどういうこと?」「いい加減ってどのくらい?」と疑問符が残ります。「何やっているの!」と声をあげられても、子どもはどうして叱られなければいけないのか理解できていないのです。
言葉で多くを言って聞かせるよりもモデリングで模範を示し、行動の修正へ
「ちゃんと挨拶しなさい!いつも言っているでしょ」と注意をしても子どもがモジモジしているとしたらお母さんの「ちゃんと」の意味が伝わっていないということです。子どもにしたら“挨拶はしている”のです。そんなときは具体的に声に出して「この大きさなら相手の人に届くのよ」と実際に大きさを聞かせるのです。模範があることで子どもはやっと理解できます。
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