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嘘をつくのは防衛本能。責められないと分かったらやめます

Baby&Kids

嘘をつくのは防衛本能。責められないと分かったらやめます

vol.606【1日1成長お母さん】嘘・言い訳・ごまかしは、問い詰めず責めないことで減っていく

お母さんが責め過ぎてしまうと、嘘やごまかしが増えていくこともある

嘘をつくのは悪いこと。それをしっかり分かってほしいのに、なかなかうまくいかない。そんなご相談を受けることがよくあります。お母さんは正直な子に育てたいから、嘘をつく癖を直そうと一生懸命です。「うちの子、都合の悪いことがあったらすぐにごまかそうとするのよ」「何度懲らしめてもすぐに嘘をつくのよね」もしそんな風に感じているなら、ちょっとやり方を変えてみるのがいいかもしれません。

嘘は子どもの“身を守る鎧”。責められるほどに頑丈で強固な鋼になる

そもそも嘘をつく、ごまかす、という行為は“身を守るため”のものです。自分に災難が降りかからないようにするための防衛手段なのですね。ですので嘘をついたことを問い詰められると、ますます防衛の必要を感じます。その結果、嘘に嘘を重ねたり、ちょっとした失敗でも隠さないといけない、ごまかさないといけないと思うようになります。正直に言うように迫るお母さんの行動が、実は子どもの嘘を助長していることがあるのです。

責めるのをやめて対処法を教えると、子どもの嘘はどんどん減っていく

では実際には、お母さんはどんな風に子どもの嘘に対処すれば良いのでしょう。まずは「正直に言いなさい!」「嘘だって分かっているんだからね!」などという、嘘を暴く行為をやめることです。そして、子どもの失敗を責めないこと。叱られると思うと、ほんの些細なことでも「ごまかさなければ」という気持ちが働いて、嘘をつく行為につながってしまうからです。取り返しのつかない失敗はありません。対処の仕方を教えましょう。

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