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5歳児の思いやりを育むきっかけは、お母さんの感情表現

Baby&Kids

5歳児の思いやりを育むきっかけは、お母さんの感情表現

Vol.670「えらいね」より「嬉しいわ」とお母さんの喜ぶ気持ちを伝えよう

自分がしたことが相手に影響を与え、嬉しくも悲しくもさせることを知る

5歳は思いやりの心を育むのに適した年齢です。男の子は女の子に比べて人の気持ちを察するのが得意ではないため、自分の体験をベースに共感することを覚えていくことも。お父さんやお母さんの心からの「ありがとう」「ごめんね」を聞いて育った子は、お友達にも同じ気持ちを伝えていけるはず。大人が自分の間違えを素直に認める姿が、子どもの心に響いていきます。子ども自身が感じたことが思いやりを育む近道です。

時には、お母さんが相手の気持ちを代弁して伝えてあげることも必要です

K君には2歳年下の妹がいます。やっと作ったブロックを、妹のAちゃんが手を出し壊しました。そんな妹に思わずパンチの手が…お母さんの出番です。「お兄ちゃんが一生懸命に作ったんだよ。聞いてから触ろうね、壊れたら悲しいよ」「Aちゃんは、かっこよくて思わず触っちゃったんだ。パンチされたら、すごく痛いんだよ」お兄ちゃんが壊されて嫌だったことを受け止めながら「手ではなく言葉で伝えてくれたら嬉しいな」と伝えました。

自分の行動を相手がどう感じるか、生活の中で知る体験を増やしましょう

5歳児は人の気持ちを理解できる共感能力が発達してきます。お母さんの感情表現は、自分のした行為が相手にどんな影響を与えるのか学ぶきっかけにもなります。「すごいね」という評価より、お母さんの「嬉しいわ」や「悲しいな」が子どもの共感する能力を育んでいきます。お母さんの気持ちを聞いて、自分が人を幸せにできる存在だと気づくことも。自分の行動とそれに対する相手への影響を、意識することからも思いやりが育まれます。

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