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家庭環境に負い目を感じるより、今の環境に感謝する気持ちが最善

Baby&Kids

家庭環境に負い目を感じるより、今の環境に感謝する気持ちが最善

vol.716【1日1成長お母さん】諸事情による片親の子どもは同情心より共感性を持って育てる

デリケートな話題こそオープンに向き合う。閉鎖的に捉えると回避性が増す

3歳のS君は習い事に通い始めました。祖父母とお母さんと暮らしています。お母さんは「この子が保育園へ入る前に何か習わせたくて」と話します。普段は祖父母と過ごし、お母さんとは公園に行って遊ぶことが多いそうです。S君が遊んでいる間にこっそり「うちはシングルなので。私は良いのですがこの子には…」と気遣う様に言います。デリケートな話に慎重になるのも無理はないですが、強すぎる防衛心は閉鎖的な気持ちにさせます。

心配に思うほどそればかり、目につくようになる。子どもの行動に目を向けて

心配事は、ふとした瞬間に気になり始めるもの。気になりだすと、その事ばかり考えてしまうこともあるかもしれませんね。すると、それに関係することばかり目につくようになるため避けるようになりがちです。お母さんの考え過ぎをストップさせるには、子どもの“今”に目を向けることが大事。今、目の前で遊んでいる子どもが楽しそうだったら、一緒に共有してあげればいいのです。子どもは、目の前の事に全力で取り組んでいるのです。

起きていない事に気を取られすぎないで。子どもなりに理解します

人は人間関係の中で成長し続けるもの。子どもの優しさや思いやりは、心の成長。目に見えにくいとも言われる心は、4歳から育ちます。自分をコントロールする力がつく4歳。相手の気持ちを想像する事ができるようになる5歳。その頃になると、自分と他人との違いが分かるようになります。だからと言って必要以上に心配しなくても大丈夫。子どもなりに理解し、受け入れようとする力も備わってくるからです。

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