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いつもと違う子どもの行動。困り顔をせず冷静に観察しよう

Baby&Kids

いつもと違う子どもの行動。困り顔をせず冷静に観察しよう

Vol753【1日1成長お母さん】お母さんに気付いてほしい複雑な子ども心はまず観察

子どもの行動に「今日はどうしたの?」と原因探しするのではなく観察する

体操教室に通うY君は5歳になりました。Y君は、積極的に参加する日もあれば、頑なに中に入ろうとしない日もあります。気持ちが安定していて、本人がやる気いっぱいのときは、準備体操からみんなと同じように行います。しかし、今日はなぜか集中しません。お母さんの後ろに隠れ絡んでは、寝転がります。そんなとき「ちゃんとしなさい」と叱られると子どもの感情は大爆発します。Y君は体操をしなくてはならないことも分かっています。

観察すると、子どもの様子が見えてきます。行動に心の様子が投影されている

子どもが葛藤と向き合ってあるとき、態度にはちゃんと出ています。Y君は言葉ではなく態度で意思表示をしているのです。そんなとき、態度だけを見て大人が判断し、注意をすると子どもの感情は爆発します。よって、大声で泣きじゃくり、子どもの後に引けない状態ですから、すねる、暴れるということになるのです。こんなときこそ、大人は冷静に観察します。Y君の場合、自分の気持ちを分かってほしいだけなのです。

子ども自身が周りの目を感じるので、感情のコントロールで一生懸命なのです

公共の場と甘えられるお母さんとの狭間で子ども自身がどうしたらいいかわからないときは、まずは心のケアが大事。子どもの心の整理かつかないままこの日は教室に来ることになったY君とお母さんですが、聴けば直前までY君は自宅でお留守番をしていたとのこと。子どもの行動には理由があります。子どもの気持ちに耳を傾け「ありがとう」「お留守番してくれてお母さん、とても助かったよ」と子どもに伝えてあげることが大事なのです。

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