Baby&Kids

「痛いの痛いの飛んでいけ」より「痛かったね」と寄り添うがいい

vol.766【1日1成長お母さん】痛みの衝撃を消さず受け止め、感情の高ぶりはなだめず和らげる

感情は打ち消すのではなく、受け止めると自分から立ち直す強さに変えられる

体操教室に通う子ども達は、それぞれに目標を持って練習します。子どもが夢中なっているときこそ、やる気を発揮し集中力が養われるときなのです。時に一生懸命になり過ぎて疲れてくると痛い経験もします。そんなとき「大丈夫、痛くない痛くない」と言うお母さんがいます。“あなたは強い子、泣かないよ”と言うお母さんなりの励ましの思いも感じられます。ですが「痛かったね」と受け止めることで自ら立ち直る強さを身につけられるのです。

痛みの感情表現は、声に出して発散するタイプとぐっと堪えるタイプがある

Nちゃんは練習の途中、床に膝を擦ってしまいました。すると、とても痛かったのでしょう。珍しく涙が溢れ出します。子どもにとって痛みはストレスですから、声に出して「痛い」と言えば放出されますが、子どもによってはNちゃんのように声に出せずに堪える子もいるのです。そんな時「膝、擦りむいたね」と状況を言葉に出してあげて「大丈夫?」などと声をかけ気持ちに寄り添ってあげましょう。

思いやりを育てる共感力。大人が示すと子どもは優しさを表現しやすくなる

「痛かったね」気持ちに寄り添う事が思いやりの心を育てるチャンスです。大人が撫でながら「どこが痛い?怪我はなかった?」などと声をかける姿を見せると、子ども達はアクシデントへの態度の示し方を学びます。すると隣にいたMちゃんが、Nちゃんの頭をそっとトントントンとしてくれていました。子どもの思いやりや優しさは5歳頃に育つと言われています。共感脳の発達が関係しているためです。大人がお手本となり示しましょう。

興奮を和らげるタッチング法。ペースダウンは気持ちを立て直すための第一歩

Mちゃんがトントンした行動は優しさの表れです。自分も痛い思いをした経験から、相手の気持ちが分かったのです。思いやりは想像力と密接な関係があります。トントンはタッチングと言って、興奮した感情を落ち着かせる働きがあるため、泣き叫ぶ子どもにも効果的です。ゆっくりペースダウンさせたいときにも有効です。少しずつ落ち着きを取り戻し、立て直しやすくなります。子どもの気持ちは受け止めて立ち上がるのを待ちましょう。

今日の1日1成長

子どもの身体的な痛みには寄り添い、タッチングで感情を落ち着かせよう
子どもの回復力も1成長、お母さんの表現力も1成長。
國枝愛実(文)森みきこ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/

竹内 エリカ

幼児教育家 日本キッズコーチング協会理事長。2児の母。20年にわたり発達心理について研究し、約15,000人の親子に携わる。発達支援では多動症・不登校の克服、運動指導では全国第1位他、14賞のコーチ実績がある。「竹内エリカのわくわく子育てCafe」パーソナリティ。竹内エリカから直接メッセージが届く「ママのためのワンポイントコーチング100」登録受付中
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