Baby&Kids
お母さんができる、兄弟げんかでの上手な気持ちの受け止め方
兄弟げんかは上の子に我慢させるのではなく、痛みをわかってあげることから
どこの家庭でも毎日のように繰り返される兄弟げんか。お母さんの多くが頭を悩ませますよね。いつも「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と言っていては、子どもの気持ちを否定してしまうことも。お母さんに気持ちをわかってもらえないがために言い合いがエスカレートすることもあるでしょう。兄弟げんかはどちらが悪いかを決めるのが重要ではありません。自分たちだけで解決できるコミュニケーション能力を身につけさせてあげましょう。
泣いてお母さんに訴えにくるのは自分の気持ちを理解してほしいから
5歳のAくんが積み木で遊んでいるところに、妹のMちゃんが「やらせて!」とやってきました。しかしMちゃんの誘いにAくんは何度も「嫌だ」の一点張り。一緒にやりたかったMちゃんは泣きながらお母さんのところに行き「お兄ちゃんがやらせてくれない~」と訴えます。「お兄ちゃんがやらせてくれなかったのね。それから?」とお母さん。子どもが伝えてくる言葉を同じように何度かそのまま繰り返し、気持ちを受け止めているとMちゃんもだんだん落ち着いてきました。
子どもの話に耳を傾けオウム返しで子どもの気持ちを受けとめよう
子どもが言った言葉をそのまま、オウム返しして気持ちを認めてあげる方法を“リピート法”と言います。子どもが心の中のものを出し切り、何も言わなくなるまで繰り返してあげましょう。すると「お母さんは自分の気持ちをわかってくれた」と安心し落ち着きます。聞いてもらうことで気持ちが収まり、理解してもらうことで怒りが収まる体験を繰り返し続けると、お母さん以外の人や他の方法でも気持ちが収まることを知っていくでしょう。そして自分で感情のコントロールができるようになっていくのです。
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