Baby&Kids
「〇〇しなさい」と言わなくて済む!効果的な声の掛け方
子どものことが心配だからこそ、毎日ガミガミ言ってしまうものなのです
子どものことが愛おしくて心配だからこそ「歯磨きしなさい」「忘れ物ない?」などと子どもの行動ひとつひとつについ口を出したくなるものです。それが毎日身につけてほしいとなるとなおのこと「何度言ったら分かるの?」と言ってしまいがち。でも指示を出してばかりいては、言われないと動けない子になってしまう恐れがあるのです。子どもが自立に向かうスタートは3歳頃と言われています。自分でできることは言われなくても自分で実行できるようになるには声掛けのコツがあります。
口を出さずに見守るスタンスで「どうするんだっけ?」と問いかけよう
「うちの子、言わないとできないんです」と4歳になるマイペースなSくんのお母さんから相談がありました。「早く着替えなさい」「歯を磨きなさい」とつい指示をだしてしまい、Sくんも言われるまでボーッとしているそうです。そこで私は「〇分になったら〇〇をする」というお支度ボードを作って下さいと提案しました。お母さんの声かけは「〇分になるけど、どうするんだっけ?」の一言だけです。しばらく続けると「〇分だよ!」と声をかけるだけで動けるようになったと話してくれました。
4歳を過ぎたら「どうするんだっけ?」の質問で“予測脳”を刺激しよう
4歳頃になると記憶力が発達し“予測脳”といって先のことを予測できる力がついてきます。そうすると幼稚園や保育園から帰ってきら“玄関で靴をそろえて、手洗いうがいをして、お弁当箱を出す“と帰ってきたら何をするのかを順を追って考えられるようになります。ですから4歳を過ぎた子には「〇〇をしなさい」という指示ではなく「次何するんだっけ?」と問いかけることで、自分で考え行動できるよう促すことができるのです。
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