FacebookInstagramYouTube
大人の都合で与えないで!即効性のあるご褒美ほど副作用がある

Baby&Kids

大人の都合で与えないで!即効性のあるご褒美ほど副作用がある

vol.1072【1日1成長お母さん】ご褒美には子どもの意欲を奪うものとやる気にさせるものがある

子どもは親の思い通りに動かないもの。効果を期待してあの手この手を考える

忙しいお母さんにとって時間は貴重です。家に早く帰るために「お菓子を買ってあげるから帰ろう」と子どもに言うのは即効性のある作戦でしょう。だから多くのお母さんがご褒美作戦にたどり着くのではないでしょうか。もちろん物で釣るのは良くないと思いながらも、つい頼ってしまうご褒美。しかし適切な与え方をしないと、後にその副作用の影響が大きくなります。

これがご褒美作戦の罠。一度与えられると、どんどんエスカレートする

2歳のM君が公園に遊びに行った帰り道、途中で「歩けない」「抱っこ」と言ってきました。何とか歩いてもらいたいので「ジュースをあげるから歩こう」と言うと、歩けないと言っていたM君が元気よく歩き出します。そんな味をしめてしまったM君は次からジュースがないと歩こうとしないのです。ご褒美に慣れてしまうと、今度は「お菓子も買ってくれなきゃ歩けない」と言う始末。これがご褒美作戦の甘い罠なのです。大人でも一度その欲求が満たされると、もっと大きな欲求になっていくものです。 

子どものやる気に火をつけるご褒美。それは、形あるものだけと限らない

ご褒美が絶対に悪いわけではありません。子どものやる気に火をつける効果もあるのです。そもそも、子どもは誰でも「達成したい」という欲求を持っています。その欲求を満たさせてあげるのもご褒美になります。ここまで頑張って歩けたことを褒めたければ、ジュースの代わりに「頑張ったね。ご褒美のギュッだよ」と抱きしめてあげましょう。努力を認められたことに心が満たされ、次も頑張ろうという気持ちが芽生えます。歩く姿を褒めてあげるのも立派なご褒美ですよ。

SHAREFacebook
POST
LINELINE