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充実した妊娠ライフは安定期がポイント!おすすめの過ごし方と注意点

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充実した妊娠ライフは安定期がポイント!おすすめの過ごし方と注意点

安定期とは、妊娠期間の中盤である3カ月間を指す言葉であり、言葉通り体調が安定してくる時期のことです。妊娠中でも比較的過ごしやすい時期のため、出産前にしておきたいことはこの時期にしておくのがおすすめ!しかし安定期とはいえ、気をつけなくてはならないこともたくさんあります。今回は安定期におすすめの過ごし方と注意点についてまとめました!

■安定期っていつのこと?どのような変化がある?

妊娠中の安定期はどの期間のことなのでしょうか。その時期の特徴をまとめてみました!

・妊娠中の安定期とはどのような時期なのか

安定期になると徐々にお腹が膨らみはじめ、どんどん妊婦さんらしい体型になっていきます。比較的体を動かしやすく体調も安定することが多いので、出産前に済ませておきたいことや体験しておきたいことは、安定期のうちにしておくといいでしょう。

・安定期は、妊娠中のいつから?

出典:@0203emさん

安定期とはいつからいつまでで、何週のことをいうのでしょうか。安定期は、妊娠16週から28週未満の妊娠中期にあたる時期。つまり、妊娠5カ月から7カ月の3カ月間が安定期ということになります。安定期とは体調が安定する時期のことを表す言葉であり、医学用語とは異なります。

・安定期とは、胎盤が完成する時期のこと

妊娠5カ月に入ると、赤ちゃんに栄養を供給する胎盤が完成します。そのため、赤ちゃんへ安定して血液・栄養が送られ、妊娠初期に比べると母体とともに胎児の状態が安定するのです。

・安定期に入ったママの体調はどのように変化する?

出典:photoAC

安定期は、妊娠初期のころと比較すると流産のリスクも低くなり、つわりなどの不調も落ち着き、落ち着いた妊娠生活が送れるようになります。しかし流産などのリスクは低くなるとはいえ、完全になくなるわけではないので、無理のない過ごし方をしましょう。つわりがおさまり食べ物もおいしく感じるので、ついつい食べ過ぎてしまうのもこの時期。体重管理にも気を配りましょう。

■おすすめの安定期の過ごし方について

妊娠期間の中でも安定期は母体の調子も良く、妊娠初期にできなかかったことができるようになるなど、比較的ゆとりの持てる時期です。そんな安定期におすすめの過ごし方について、紹介していきましょう。

・体調が良い場合は、軽いウォーキングがおすすめ

出典:photoAC

妊娠中は体調や体型の変化によって運動不足になるママも少なくありません。しかし出産は体力勝負。妊娠中に適度な運動をし、体力をつけておくと出産時も安心です。安定期に入ったら、体調が良い日には軽いウォーキングをするのがおすすめ。運動をすることで体重が増えづらいというメリットも。

・ゆっくりランチや映画など自分の時間を楽しむ

赤ちゃんが生まれたあとは、ゆっくりとランチや映画を楽しむ時間をなかなか持てなくなります。妊娠中に自分の時間を満喫しておくと、「出産前にしておけばよかった!」と後悔しなくてすみますよ!

・虫歯の治療や美容院、仕事に復帰するママは保育園見学など

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産後は歯科医や美容院へ行くためにも、赤ちゃんを誰かに預けたり、託児つきのところを探したりということを考えなくてはなりません。気軽に行けるのも妊娠中のうち。どちらも体調の安定している安定期に行くのがおすすめです。産後、仕事復帰をするママは、保育園の見学や手続きについて調べるなど、早めに準備しておきましょう。産後だとなかなか思い通りにスケジュールが組めないことも多いので、保育園活動に必要な時間がどの程度かを計算して予測しておき、妊娠中に動き始めると後で焦ることがないですよ。

・子連れではいけないスポットにいく

子どもが生まれる前までは気にせずに行くことができていた場所も、子連れで行くのが難しくなった、ということはよくあります。子連れでは難しいと思うような場所には、余裕のある安定期のうちに訪れておきましょう。

・旅行は中期までに(病院の先生と相談してから行きましょう)

出典:@maimi1523さん

安定期になると、体調次第では旅行も楽しめます。しかし妊娠中はいつ体調がトラブルに見舞われるか分かりません。特に海外旅行は、旅行先で治療を受けることになったときのことも十分に考慮しておかなくてはなりません。保険の加入は必要不可欠でしょう。国内旅行の場合も、ありとあらゆることを想定しておく必要があります。旅行前には、必ず主治医に相談して、OKをもらってから計画を立てましょう。

・引っ越しや部屋のレイアウト変更はこの時期に!

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引っ越しや部屋の家具の配置換えも、できれば安定期のうちに済ませておきたいですね。重いものを持つなど負担になるようなことはパパや手伝ってくれる人に任せて、体調をみながら作業を進めましょう。

■気を抜いたら大変なことに!安定期以降の注意点は?

安定期は体調が落ち着き、精神的にも余裕が生まれる時期でもあります。しかしあまり気を抜いてしまうと、重大な怪我や病気を引き起こしてしまう可能性も…どのようなことが考えられるのか、みていきましょう。

・過度な体重増加は危険!体重管理をしっかりと

安定期に入るとつわりがおさまり、食欲が増える人が多いでしょう。しかし体重を気にせず過度に体重が増加してしまうと、母体や赤ちゃんに悪影響が出る可能性があることを理解しておかなくてはなりません。体重が増加することによって、妊娠中毒症や糖尿病になるリスクが引き上がり、難産になる恐れもあるのです。安定期はまだ妊娠期間の中盤。体重が増えすぎないよう管理しましょう。

・お腹が大きくなる安定期は転倒にも注意

出典:@milktea_junyufukuさん

安定期に入るとお腹も徐々に大きくなり、体型の変化を感じるようになるでしょう。体調が良いのであれば適度な運動をするのが望ましいですが、お腹もどんどん大きくなる時期なので、足元には十分気をつけましょう。歩きやすい靴選びも大切ですよ。

・定期健診が大事!妊娠高血圧症候群

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妊娠高血圧症候群になると、子宮や胎盤の血流が滞りがちになり、お腹の赤ちゃんへ十分な栄養や酸素を供給できなくなる可能性があります。栄養が不十分だと発育不全になり、酸素が不十分だと低酸素状態になり、最悪の場合脳に障害が出る恐れもあるのです。肥満や元々高血圧気味の方、多胎妊娠などが妊娠高血圧症候群のリスクが高くなるとも言われていますので、病院での定期健診をきちんと受診し、体調を管理することが大切でしょう。

・母体や胎児に悪影響の恐れあり!妊娠糖尿病

妊娠糖尿病は、妊娠中に発見される糖代謝異常のことを指します。妊娠以前より糖尿病だった場合は妊娠糖尿病には含まれません。妊娠糖尿病を発症すると、母体は妊娠高血圧症候群や羊水量の異常、肩甲難産、網膜症や腎症などの合併症を引き起こす恐れがあります。胎児は流産や形態異常、心臓肥大や巨大児などのリスクが高まります。血糖の管理が重要になるため、普段からの食事には気をつけましょう。

・切迫早産の予防は無理をしないこと

赤ちゃんの生まれてくる準備が整うのは、妊娠37週以降の正期産と呼ばれる時期に入ってから。それより前に生まれることを早産と言い、早産になるおそれがある状態のことを切迫早産と言います。予防のために、日ごろから無理のない生活や定期健診をきちんと受診することを心がけましょう。

・流産は誰にでも起こりうるもの

流産とは、赤ちゃんがお腹の外でまだ生きていけない週数(妊娠22週より前)で妊娠が終わる(胎児が亡くなる)ことを言います。流産の原因のほとんどは染色体異常によるもので、母体に原因があるものや無理がたたって起こるものではなく、また誰にも起こりうるものです。妊娠12週を超えると流産の確率は低くなりますが、もし流産が起きてしまったら、放置することで母体が危険に晒されることもあるので、早めの処置が大切になります。

・安定期だからといって無理をしないこと

安定期は、食欲が増し体調も安定するため、多少のことであれば大丈夫!と無理をしてしまいがちです。安定期は安定してはいるものの、妊娠初期や後期と同様にいつ何が起こってもおかしくないということは覚えておきましょう。

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