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妊婦さんにはこの食べ物がおすすめ!妊娠初期の食事のポイント
■妊娠すると食べ物の好みや体はこう変化する
妊婦さんの食事の面に影響が出てくるのはいつからなのでしょうか。個人差はありますが、だいたい5~8週にあたる妊娠初期に、つわりなどが始まって妊娠したかも?と気づく人が多いようです。以前まではあっさりしたものが好きだったのに妊娠したらこってりしたものが食べたくなったり、反対に今まで嫌いだった食べ物が無性に食べたくなったりするなど、食の面でもさまざまな変化がみられるようになります。体の大きな変化は、生理(月経)が遅れること。そのほか、体がなんとなくだるい、体のほてり(微熱)、以前よりも眠気が強くなるなど感じたらそれは妊娠のサインかもしれません。
■妊娠初期の妊婦さんに覚えておいてほしい食事のポイント
妊娠初期はいつでも食べ物を口にしていないと気持ち悪く感じてしまう種類のつわりなどで、妊娠前と同じように食事ができないということもありますよね。そういうときは、ポイントをおさえて食事をとるようにしましょう。
・【その1】栄養バランスを考えて食べよう
妊娠中は栄養バランスを考えて食事することやレシピを考えることは、ママはもちろん、お腹の赤ちゃんにとっても良いことです。主食・主菜・副菜・乳製品・果物など、偏らずに食べることが大切。
・【その2】野菜は1日に350g以上とる!
厚生労働省が提唱する1日の野菜摂取目安量は350gとされていますが、妊娠前よりも少し多めに栄養をとるように心がけましょう。メインの野菜炒めで一皿140g前後、ほうれん草や小松菜などのおひたしなら小鉢で70g前後の野菜がとれますよ。
・【その3】お菓子はなるべく控えて
お菓子には塩分や油分が多く含まれている場合が多く、とりすぎは赤ちゃんの発育には良くありません。できるだけ控えましょう。
・【その4】塩分の多い食品には注意
塩分をとりすぎると、むくみや妊娠高血圧症候群などの原因になる可能性も。気をつけましょう。
・【その5】つわりがひどい場合は無理をせず食べられるものを
栄養バランスの良い食事をとることは大切ですが、つわりがひどくてまともに食事ができない…というときは、体調やつわりの様子を見つつ、無理のないように食事をしましょう。
■赤ちゃんのためにも!妊婦さんがとったほうがいい栄養素
妊娠中、特に必要なのが鉄分です。お腹に赤ちゃんが宿ると、ママの体内にある鉄分をはじめとした栄養が赤ちゃんに供給されるようになります。鉄分が不足すると貧血を起こしやすく危険です。カルシウムは、赤ちゃんの骨の生成を助ける重要な栄養素。妊娠初期の食事の献立に、積極的に取り入れるようにしましょう。葉酸も、妊娠中には特に注視したい栄養素です。妊娠初期の早い段階から摂取することで、お腹の赤ちゃんが神経管閉鎖障害にかかるリスクを減らせる効果などがあるとされています。ビタミン類は他の栄養素の吸収を助けたりするはたらきがあり、不足しがちな栄養素でもありますので、気をつけましょう。