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止めたくなる3歳の“はちゃめちゃ行為”が集中力と創意工夫の源

Baby&Kids

止めたくなる3歳の“はちゃめちゃ行為”が集中力と創意工夫の源

vol.1099【1日1成長お母さん】やりたい!を止めると工夫も止まる。「楽しそうね」と共感しよう

理解できない発想力、静かな一人遊びは集中力の証。工夫して考える時間です

子どもが一人遊びをしている時に「何をしているのかな」とそっと様子を伺うと、びっくりするような光景が繰り広げられていることがあります。大人には思いもつかないことをして遊んでいる子どもにむかって、ついつい「何してるの!」と大声を出してしまったりすることもあるでしょう。しかし実はこの時、意欲にかられた子どもはとてつもない集中力を発揮しています。「やめなさい!」ではなく「楽しそうだね」と認めてあげましょう。

先を読む力が未発達な今だからこそ夢中になれる。今この時に集中させよう

3歳のDくんは最近、水遊びがお気に入り。お母さんが目を離したすきに、洗面台で何枚ものタオルに水を吸わせては絞る作業を繰り返していました。最初は叱りたくなったお母さんですが、思い切って家事を中断。ずぶ濡れのDくんと一緒にそのまま浴室に入り、水を含ませたタオルを絞ってどのタオルが一番水を吸うのか一緒に試したそうです。「やっぱりいいタオルはよく水を吸うって分かったわ」「それにちょうど暑かったからいい気分転換になったわ」とお母さんは大笑い。

いたずらではなく検証中。道理を発見・理解し、工夫を凝らす体験です

このようにタオルを濡らしては絞ることをひたすら繰り返すなど、同じことをずっと繰り返している時があります。こんな時は子どもの頭がとっても忙しく動いている証拠。単純に水遊びが楽しいというだけではありません。水を含んだタオルが重くなることを実感したり、これくらい水を含ませてからこれくらいの力で絞ったらこうなった、じゃあ違うやり方にしたらどうなる?と忙しく考えながら検証と理解を積み重ねているのです。こういった遊びから、子どもは物事の法則を学んでいきます。

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