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お盆飾りの意味知ってる?ご先祖様をお迎えするお盆・初盆の風習とは

出典:@ satoken.529さん

Lifestyle

お盆飾りの意味知ってる?ご先祖様をお迎えするお盆・初盆の風習とは

今年のお盆休みはどのように過ごす予定ですか?実家に帰省してのんびり過ごす方もいらっしゃると思います。今年のお盆はぜひ、仏間の盆飾りに目を向けてみて下さい。これらの飾りにはそれぞれどんな意味があるのかご説明します。初盆は普段のお盆とはちょっと違った風習がありますので、こちらも確認してみて下さい。

お盆の飾りには、それぞれご先祖様への想いが込められています。

■お盆飾りの種類や意味 とは

お盆とは、亡くなったご先祖様の霊を祀(まつ)る8月の行事です。お盆飾りはご先祖様を迎えるための供えものです。飾りはそれぞれが意味を持っています。

・お盆飾りそれぞれの意味や名前

お盆飾りにはホウヅキ、キュウリの精霊馬、ナスの精霊牛、生花、水の子、そうめん、夏野菜や旬の果実を使います。

出典:photoAC

赤く鮮やかなホウヅキ。中は空洞で丸い実が一つ入っています。 ホウヅキは赤い灯火や提灯に見立てて家の玄関に飾るようです。ご先祖様が迷わないよう、「ホウヅキの提灯を目印にしてください」という意味が込められています。

出典:@ usakame.0613さん

キュウリの精霊馬は、ご先祖様がやってくるための乗りもので、「馬に乗って早くきてください」という気持ちが込められています。@usakame0613さんの精霊馬は立派な手足と耳を持っていて、ご先祖様にも喜ばれそうです♡

出典:@ kohmayさん

精霊牛はご先祖様が帰っていくときの乗りものを意味します。「景色でも見ながら、ゆっくり楽しい帰路につけますように」という思いで馬ではなく牛を使うようです。ナスの牛は丸みのある後ろ姿に優しさが感じられます♡ 精霊馬や精霊牛に名前をつけると一層愛着が湧きそうですね!

出典:photoAC

そして、仏間に生ける生花にはミソハギの花を用います。ミソハギには浄化という意味があり、ご先祖様が墓を不在にする間、その地を浄化し悪霊などをはねのけるとされています。

出典:@ satoken.529さん

水の子は、写真のようにハスの葉に食べものをのせた供えものです。みじん切りしたナスとキュウリ、米を混ぜ、水に浸して葉に盛りつけます。こちらは無縁仏への供えもので、先祖だけでなく、すべての霊魂を祀るための飾りです。昔の人の優しい気持ちが表れていますね♡

出典:photoAC

そうめんには「細く長く幸せに過ごせるように」という意味が込められています。

出典:photoAC

夏の野菜やくだものは、ご先祖様へ供えるごちそうです。供えるものに厳し決まりはなく、ご先祖様のもてなしの気持ちで用意しておくとよいでしょう。 そのほかご先祖様へのお供え物として、生前好きだったお酒やたばこなどの嗜好品をお供えする家庭もありますが、浄土宗では教えにより嗜好品をお供えするのはNGとされるようです。

■お盆飾りはいつから?飾りつけから片付けまで

お盆飾りを準備するにしても、飾る時期や飾り方、片付け方がわからないと不安ですよね。

出典:photoAC

お盆飾りを飾るのは8月13日から16日です。8月12日は盆迎えといわれ、この日はお盆飾りを飾るための盆棚を清めておきましょう。

・飾り方は?セットで買うと買い忘れがなくて安心

お盆飾りは地域や家庭によっても習わしが違いますので、ご家庭にあった飾りつけがベストです。 一般的には、仏間の前に盆棚を用意することがほとんど。盆棚は小さな机にゴザを敷いたものを使うとよいでしょう。その上に精霊馬や生花などを飾ります。ホウヅキは仏間ではなく玄関先に飾る地方もあるようです。 盆飾りはセット販売もされています。最近ではレパートリーも増え、生野菜、生花を使った飾り以外にも、ちりめん細工や毛糸のお盆飾りも増えてきています。

・仏事に使ったものは片付け方が気になる!

お盆にお供えした飾りは、ちりめん細工などの工芸品であればきちんと箱などにしまって来年以降も使用して大丈夫なようです。生ものに関しては、できるだけおいしく食べてしまいましょう。お花なども普通に処分するのは好ましくないかも。お焚き上げをしてもらうか、土に埋めることが望ましいです。

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