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マタニティーブルーは誰にでも起こる!準備しておきたい産後の生活
■産後の安定した生活に向けての対処法
産後は、骨盤やその周りの筋肉や腱、子宮や産道周辺が正常な状態に戻るのには時間がかかります。さらに、マタニティーブルーやパタニティブルーで、ご夫婦ともにいっぱいいっぱいの状態になることも考えられます。特にママは産後1カ月は体をできるだけ休める必要があるので、無理は禁物!このようなことを想定して、退院後の生活を最小限の負担で乗り切れるように、妊娠中から準備しておくことが大切です。その方法をご紹介します。
・食事の手配は最重要事項!ポイントは周りに頼ること
食事は生きる基本です。特に、産後は体を回復させるのに、栄養豊富な食事が不可欠になります。産後の食事を誰が準備するのか、これは出産前にご夫婦や家族でしっかり話し合っておきましょう。特に実家が遠方だったり、頼れない状況にある場合には、夫婦でなんとかする必要があります。さらにパパが育休や時短勤務が不可能だったり、料理スキルがない場合には、宅食や生活協同組合などの食事の宅配や、ネットスーパーの利用を検討し、出産前に申し込みをしておくのがおすすめです。
・洗濯や掃除は誰がする?赤ちゃんの洗濯物は意外に多い
料理以外にも家事は無数にあります。特に洗濯と掃除はこまめにしておきたいところですね。赤ちゃんは汗をかきやすく、母乳やミルクのはき戻しが頻繁なこともあり、1日に数回着替えることも少なくありません。さらに、赤ちゃんの洗濯物は専用の洗剤を使うことが多いので、大人の洗濯とは別にすることになります。また、赤ちゃんのいる環境で埃だらけは避けたいですね。水回りの汚れも数日放置するだけで気になることもあります。これらの家事も料理と同じく、誰がいつするのか産前に話し合っておきましょう。実家やパパを頼る以外に、産後ヘルパーさんや家事代行サービスを依頼するという方法もありますので、検討してみましょう。
・おむつやナプキンは産後必須!日用品は買いだめを
赤ちゃんのおむつや、ママの生理用ナプキンはしっかり買いだめしておきましょう。また、トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤類などの日用品も2カ月分ぐらいは買っておくと安心です。産後にネット通販で購入する方法もありますが、宅配が来ることでせっかくの休息時間を逃がしたり、赤ちゃんが泣く原因にもなるため、買いだめできるものはしておきたいところです。お腹が大きくなる妊娠後期より前に、パパといっしょに買出しに出かけましょう。
・気軽に何でも相談できる友人などに話を聞いてもらう
産後は、日中赤ちゃんと2人きりという場合も少なくありません。大人と会話する機会はとても大切なものになります。そのため、妊娠中から友人や家族との連絡は密にしておくほうが良いでしょう。産後急に連絡するよりも気分的に相談しやすくなります。
■産後このような状態ならマタニティーブルーかも?
出産後5日目までに下記のような状態が見られたら、マタニティーブルーかもしれません。特に1と2の両方の症状があり、3~7の症状のうち2つを満たしている場合は、マタニティーブルーの可能性があると考えられそうです。(※ただし精神疾患などがある方は除きます)1.なにもなくても泣きたくなったり、涙が自然に出てくる2.気分の落ち込み3.不安な気持ちや心配な気持ちが治まらない4.ずっと緊張している5.落ち着かない6.疲れを感じる7.食欲がない8.集中できないもしこれらの症状が産後10日を過ぎても回復しないようであれば、産後うつという状態の可能性があるかもしれません。産後うつを放置すると、状態によってはママと赤ちゃんにとって良くない事態を招いてしまうなんてことも。絶対に我慢せずに、早めに産婦人科を受診しましょう。セルフチェックも大切ですが、一番そばにいるパパが、ママの異変を気づいてあげることが大切です。ぜひ、パパにも覚えておいてもらいましょう。
■マタニティーブルーは周りの助けが必要不可欠!
産後はマタニティーブルーをはじめ、さまざまな不調が起きる可能性が高いです。この状態を乗り越えるためには、家族の協力はもちろん、利用できる社会資源をフル活用することが大切です。自治体によっては、産後ケアを格安で提供してくれるところもありますので、ぜひ自治体HPや広報を確認してみましょう。なにより、これからいっしょに子どもを育てるパパの手腕が問われます。家事をひととおりこなせるようになって、旦那様からパパへと変身してもらいたいですね!※こちらの記事は看護師資格を保有しているライターが執筆を行っています。
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