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マタニティーブルーは誰にでも起こる!準備しておきたい産後の生活
マタニティーブルーを含め、産後の生活を不安に思われている方もいらっしゃるかと思います。産後の生活に向けて、知っておくべきことや準備できることを見ていきましょう。
■程度の差はあれ産後は誰もが不安になる可能性あり
出産は、約10カ月間お腹の中で育てたわが子と、初めて対面できる感動の瞬間です。それと同時に、出産によって体の中では大きな変化が起こります。出産後、子宮は日を追うごとに収縮し、悪露が出て妊娠前の状態に戻っていきます。また、母乳が出るように乳房が張り、痛みが出るぐらいにカチカチになる日もあります。そして、身体面だけでなく、精神面での変化も起こります。
・とにかく不安!マタニティーブルーと呼ばれる状態とは
マタニティーブルーとは、出産後にわけもなく涙が出たり、なんとなく憂うつな気分になったりする状態をいいます。出産後の女性の20~30%にみられるため、誰がなってもおかしくありません。症状には、体のだるさや睡眠障害、集中力の低下や物覚えの悪さなどがあり、子どもに愛情をもてないと感じる場合もあります。妊娠中に精神的に落ち込む状態をマタニティーブルーと呼ぶ場合もありますが、本来マタニティーブルー(マタニティーブルーズ)は産後の状態をいいます。看護師国家試験にも出題されており、「マタニティーブルーズは出産後10日以内にみられる」が正解です。
・精神的に落ち込むマタニティーブルーはパパにもある?
パパの育休取得が推進されていますが、それにともなってパパのマタニティーブルーが問題になっています。「パタニティブルー」とも呼ばれるこの現象は、ママとの関係の変化や金銭面・責任面での負担増加、子どもを育てていくという重圧などによって起こるとされています。症状としては、睡眠障害や頭痛、ひどい肩こり、下痢や便秘、体のだるさなどがあり、ときにはうつ状態になる場合もあります。育児に積極的な男性ほどなりやすいという特徴があるのを知っておきましょう。
■産後、精神的に落ち込むマタニティーブルー!原因は?
マタニティーブルーはなにが原因で起こるのでしょうか?原因を見ていきましょう。
・最大の原因は産後のホルモンバランスの変動
出産後、一気に体は変化します。特に変化が大きいのがホルモンバランスです。妊娠中、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンをはじめ、さまざまなホルモンが妊娠を維持するために多く分泌されます。それが、出産したとたんに分泌量がガクンと減少します。この急激な変化が、マタニティーブルーなどの変化を引き起こす大きな原因の1つになります。
・初めてづくしの毎日!産後は環境の変化も劇的
特に1人目を出産したときには、初めての出産から初めての抱っこ、授乳、おむつ替えと初めてづくしの毎日が続きます。さらに赤ちゃんが泣いたり、思い通りにいかなかったりすることが続くと、精神的に消耗しやすくなります。また、慣れない入院生活もストレスの原因になりやすいです。
・家族の言動も原因に!些細なことがそうじゃなくなる
いつもなら気にならなかったり、受け流せたりすることがそうではなくなるのが産後です。特にパパからママへの声かけには細心の注意を払ってもらうことが大切です。産後で満身創痍のママに、「出産長くて疲れたよ」「俺のごはんはどうなる?」など、負担をかけるような言動は控えて、思いやりのある声かけをしてくださいね!
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