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子どもの早く帰ろう攻撃は、気持ちを受け止めることから始めよう
vol.1155【1日1成長お母さん】待ち時間を楽しめる工夫をすると子どももお母さんも笑顔になれる
待つのが退屈で子どもがぐずるのはよくあること。気分転換をさせてあげよう
病院など公共の場で「早く帰ろう」とぐずる子どもに「もうすぐ終わると言ってるのに」と思うことはありませんか?子どもにとって退屈な場所と分かっていても、連れていかなくてはならない時もあります。気配りのできるお母さんは他の人に迷惑をかけないようにと子どもの対応に神経を使うことでしょう。公共の場で子どもがぐずった時は、まず気持ちを受け止めることから始めましょう。そして気分を変えて楽しむことができるよう工夫してみましょう。
駄々をこねている時に強引に伝えても届かない。まずは思いを受け止めて
お母さんと病院に来たS君、会計を待つ間に「お家帰る、早く早く」と泣いています。「病院では静かにしようね」「あと少しで終わるよ」お母さんが伝えますが何を言っても「お家帰る」の一点張り。3歳のS君には会計が終われば帰れることを理解するのはまだ難しいのです。そんなS君には「お家に早く帰りたいね」と頭をなでながら気持ちを受け止めると落ち着いてくるでしょう。その後にS君が楽しく過ごせる遊びに誘います。
楽しく待てるヒントは子どもが最近楽しんでいることを思い出すと見つかる
駄々をこねる時には子どもの言葉を繰り返し“お母さんが子どもの気持ちを理解している”と分かるように伝えることが大事です。お母さんの口から改めて聞くことで、自分のことを理解してくれたと感じて安心します。その後、子どもが楽しく待てる提案をします。貼紙から動物を探すのも良いでしょう。診察を待つ時間なら、いくつ数えたら看護師さんが来るか数えてみるのもひとつです。最近お子さんが楽しいと感じていることは何なのかをヒントにしましょう。
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