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5歳からのしつけは、お母さんの気持ちを伝えて導こう
vol.1183【1日1成長お母さん】決まりごとを守らせるだけでなく、自分で察して動ける習慣へ
ルールではなくマナーを身につける5歳からのしつけが子どもを成長させる
しつけは家庭内ではもちろん、家から一歩外に出たときに特に大切だと思うお母さんは多いことでしょう。公共の場では騒がない。スーパーの中では走らない。社会生活を送る上で決まり事を守らせるのは大切です。しっかり者のお母さんほど、事前に約束をさせてぬかりのないように神経を使っていることでしょう。4歳まではルールを守らせることが大事ですが、5歳になったらただ守らせるスタイルから子どもが察して行動できるマナーのよい子を育てることにシフトチェンジしていきましょう。
今どう思ったか、相手の気持ちをしっかり伝えると行動の改善が期待できます
友だちとブロックで遊んでいる5歳のYくんが隣にいたKくんを急に叩きました。使いたかったパーツを先に取られたので手が出てしまったのです。お母さんはそんな光景を目にし「叩いちゃダメでしょ!」と大声で注意しました。Yくんは相手の気持ちまで考えがいたらず、自分が思うままに動いてしまったのです。こんな時に5歳からは“人を叩いてはいけない”ということだけではなく「叩かれると痛いし悲しいんだよ」と相手の気持ちも伝えましょう。
5歳からは共感脳が発達します。相手の立場に立って物事を考える力です
人の気持ちに共感する “共感脳”は5歳くらいから発達してきます。この時期は普段からどんな風に人が感じているかを知る経験が大切です。そのためにも、お母さんの気持ちを言葉で表現していきましょう。掃除をしてきれいになったら「えらいね」よりも「きれいになって嬉しいわ」。子どもの暴言には「なんでそんな風に言うの!」よりも「そんなこと言われると悲しいな」。お母さんの気持ちを“私はこう思う”と伝えていくのです。
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