FacebookInstagramYouTube
【歯科医監修】赤ちゃんの歯磨き粉デビューはいつから?すすぎ不要や研磨剤なしなどおすすめも紹介

出典:photoAC

Baby&Kids

【歯科医監修】赤ちゃんの歯磨き粉デビューはいつから?すすぎ不要や研磨剤なしなどおすすめも紹介

■赤ちゃんにNGな歯磨き粉は?

出典:photoAC

逆に、赤ちゃんが使うのに好ましくない歯磨き粉はどのようなものでしょうか?上記の通り、発泡剤入りの泡立つタイプ研磨剤入りの歯磨き粉の他、以下の条件に当てはまる歯磨き粉は避けましょう。

・牛乳由来の成分が入った歯磨き粉

歯磨き粉の中には、牛乳由来の成分(MIペースト)が使われたものがあります。
すでに牛乳アレルギーとわかっている赤ちゃんはもちろん、その他の赤ちゃんもアレルギー症状には注意を払ったほうがよいでしょう。ちなみに、同じようにアレルギーの原因になる成分には、発泡剤の合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)もあります。口が腫れる・蕁麻疹が出る、といった症状が出ることもありますので、気をつけましょう。


・高濃度フッ素の歯磨き粉 

赤ちゃんが高濃度のフッ素を飲み込むと、フッ素症になる場合も。フッ素症は骨が弱くなったり、歯が必要以上に白くなったりする症状のことです。赤ちゃんの月齢に合わせたフッ素濃度の歯磨き粉を選びましょう。

はじめて歯磨き粉を使う場合や、種類を変えた場合は、赤ちゃんの体調に変化がないか十分に注意しましょう。

■赤ちゃんが歯磨き粉を飲んでしまった!すぐ行うべき対応は?

出典:photoAC

日常の歯磨きで使う量であれば、赤ちゃんが歯磨き粉を飲み込んでも問題ありません。注意したいのは、赤ちゃんがチューブをくわえて遊ぶうちに、歯磨き粉を大量に飲み込んでしまったような場合です。
すぐに摂るべき対応としては、無理なく飲めるだけの水を飲ませ、胃の中の歯磨き粉を薄めて刺激を和らげること。無理に吐かせようとすると、吐いたものが気管に入ることがあり危険です。その後すぐにお医者さんにかかってください。医療機関を受診するときに気をつけたいのは、内科ではなく歯医者さんを受診すること。
歯科医は、赤ちゃんの症状と、何をどの程度飲み込んだのかをもとに診察を行います。歯科医院には、飲み込んだ歯磨き粉を持参するといいでしょう。

  • ・泡で気道がふさがる
  • ・本人がぐったりしている
このような重篤な症状がある場合は、総合病院で胃洗浄などの処置が必要です。受診を待たず、すぐに救急車を呼びましょう。

誤飲事故は、なにより予防が大切です。歯磨き粉は赤ちゃんの手の届かないところに保管しましょう。

■赤ちゃんにおすすめの歯磨き粉は?

出典:photoAC

赤ちゃん用の歯磨き粉といっても、実にたくさんの種類があるため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。ここからは、前述の条件にぴったりな赤ちゃんにも安心な歯磨き粉をご紹介します!

・小児歯科の先生もおすすめ!『ゾンネボード製薬』「レノビーゴ」シリーズ

出典: ゾンネボード製薬

先生がおすすめしてくれたのは、『ゾンネボード製薬』の「レノビーゴ」シリーズ。歯の生え始めから使える「レノビーゴSTEP0」はスプレータイプです。

レノビーゴSTEP0  100ppm 38ml ¥1,546

出典: ゾンネボード製薬

奥歯が生えてくる時期から使える「レノビーゴSTEP1」は泡タイプ。

レノビーゴSTEP1 500ppm 40ml ¥1,546

どちらも月齢・年齢に合わせたフッ素濃度で、うがい不要。レノビーゴシリーズのようにスプレータイプや泡タイプの歯磨き粉は、口の中全体に広がりやすいため使いやすいのだそう。

・うがいなしでOK!『pigeon(ピジョン)』の「おやすみ前のフッ素コート」

出典: pigeon(ピジョン)

『pigeon(ピジョン)』の「おやすみ前のフッ素コート」は、うがい不要の泡タイプの歯磨き粉。6カ月の赤ちゃんでも安心して使えます。研磨剤無添加、100ppmとほどよいフッ素濃度です。キシリトール、ぶどう、いちごの3種類があり、子どもの好きな味を選べるのもうれしいポイント。

おやすみ前のフッ素コート 100ppm 40ml ¥990
(キシリトールの自然な甘さ、ほんのりいちご味)

・研磨剤・発泡剤不使用!『Bean Stalk(ビーンスターク)』の「ハキラ はみがきジェル」

出典: Bean Stalk(ビーンスターク)

『Bean Stalk(ビーンスターク)』の「ハキラ はみがきジェル」は、1歳半ごろから使用できるジェルタイプの歯磨き粉。研磨剤・発泡剤・着色剤が含まれていません。味はりんごとブルーベリーの2種類から選べます。

ハキラ はみがきジェル 500ppm 40g ¥ 710
(ほんのりリンゴ味、ほんのりブルーベリー味)

・奥歯が生えた赤ちゃんに『LION(ライオン)』の「Check-Up gel(チェックアップ ジェル)バナナ味」

出典: LION(ライオン)

『LION(ライオン)』の「Check-Up gel(チェックアップ ジェル)」シリーズは、年齢に合わせて3段階のフッ素濃度を用意。味は全部で5種類あります。奥歯が生えたころの赤ちゃんにおすすめなのが、画像一番左のバナナ味。フッ素濃度は500ppmで、研磨剤は使っていません。

Check-Up gel (チェックアップ ジェル)
バナナ:フッ素濃度500ppm  60g ¥638
ピーチ、グレープ、レモンティー: フッ素濃度950ppm 60g ¥638
ミント:フッ素濃度1450ppm 75g ¥693)


歯磨き粉選びは、赤ちゃんや子どものお口の状態や想定されるリスクに合わせて選ぶことが大切。どれを選べばいいかわからない方は、ぜひ最寄りの歯科医院でわが子に合った歯磨き粉について相談してみましょう。

SHAREFacebook
POST
LINELINE