出典:筆者撮影
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チャイルドシートは年齢によって種類が変わるんです!
■チャイルドシートの着用義務が免除されるケース
チャイルドシートの着用義務が免除される場合があり、道路交通法施行令第26条3の2に記載されています。免除されるのは次の8ケース。
(1)座席の構造上、チャイルドシートを固定することができない場合車の座席の構造上、チャイルドシートが設置できない場合は使用義務が免除されます。しかし、ドライバー席以外でチャイルドシートを設置できる場所がある場合は、チャイルドシートの着用義務が発生しますのでご注意を。(2)定員内の乗車で、乗車する幼児全員にチャイルドシートを使用すると全員が乗車できない場合乗車できる定員内の人数でもチャイルドシートを設置すると全員が乗れない場合は、使用義務が免除されます。しかし、子どもを膝の上に乗せた状態で交通事故にあうと非常に危険ですので、やむを得ない場合以外は必ずチャイルドシートの着用を。(3)幼児が病気や怪我で、チャイルドシートを使用することが療養上又は健康保持上適当ではない場合チャイルドシートを着用することによって子どもの怪我や病気に影響を与える場合は、着用義務が免除されます。(4)著しい肥満や、そのほか幼児の体の状態により適切にチャイルドシートを使用できない場合肥満や子どもの体の状態によってチャイルドシートを適切に使用できない場合は使用義務を免除されます。身長が高くてチャイルドシートが合わない場合は、年齢が高い子ども向けのジュニアシートならばサイズ展開が豊富なので試してみてはいかが。(5)チャイルドシートを使用したままでは、授乳やおむつ替えなど日常生活上の世話ができない場合運転手以外の同乗者が授乳やおむつ替えなど、チャイルドシートを使用したままではできない作業をする際は使用義務を免除されます。しかし、走行中は急ブレーキなどの危険があるため、授乳やおむつ替えはなるべく停車した状態で行いましょうね。(6)タクシーやバスなどに乗る場合タクシーやバスに乗る際はチャイルドシートの使用義務が免除されます。(7)許可された自家用運送車で幼児を乗せる場合道路運送法第78条に該当する自家用運送車に乗せる際は、チャイルドシートを着用しないで幼児を乗せることが許可されています。ただ、これらに当てはまる自家用運送車に乗ることは非常に稀なケースです。(8)怪我をした子どもを病院へ連れて行くときや、迷子の子どもを保護し警察へ連れて行く場合怪我や病気などで緊急時に病院に行く場合や、迷子の保護で警察に向かう場合は、チャイルドシートの使用義務が免除されます。
■チャイルドシートの種類はどれくらいあるの?
実は、チャイルドシートには子どもの年齢によって座るシートが変わることを知っていますか?大きく分けると、新生児&乳児用、幼児用、学童用に分かれます。車種によっては取りつけ不可のシートもありますので、販売店に置いてある車種別適合表や公式ホームページなどで確認してから購入してくださいね。
・新生児&乳児が乗ることができるチャイルドシートとは?
新生児から1歳半頃までの赤ちゃんを乗せるチャイルドシートはベビーシートと呼ばれています。体重13kg未満、身長70cm以下の赤ちゃんを対象としている商品が多いようです。ベビーシートを車に取りつける場合は、車の進行方向に対して後ろ向きにつけます。なぜなら、衝突事故が起きた場合、赤ちゃんへのダメージやリスクを軽減させるため。ベビーシートには日除けがついていたり、ハンドルつきでキャリーとして使えたり、赤ちゃんの世話がしやすいように上部が回転したりするタイプがあります。
・幼児用のチャイルドシートはどのようなものなの?
1歳頃から4歳頃までの幼児が着用するチャイルドシートは、体重9~18kg、身長65~100cm以下の幼児を対象としている商品が多いようです。首がすわり、1人で座ることができるようになると着用が可能。5点式でとめるハーネスがついており小さな体をしっかりと固定します。幼児用のチャイルドシートから、車の進行方向に向けて前向きに取りつけられるように。
・学童用のチャイルドシートには背もたれがないタイプも
4歳頃から11歳頃まで使用できる学童用のチャイルドシートはジュニアシートと呼ばれています。体重15~36kg、身長135cm以下の子どもが対象となる商品が多いよう。背もたれがついたタイプと、ブースターシートと呼ばれる背もたれのないタイプがあります。ジュニアシートに子どもを座らせてシートベルトを締めれば、肩や腰が底上げされて背の低さを補えます。
・兼用のチャイルドシートもあるので上手に活用して
チャイルドシートには兼用タイプもあり、乳児・幼児兼用、幼児・学童兼用、乳児・幼児・学童兼用の3種類があります。兼用のチャイルドシートをうまく活用すれば、成長に応じてチャイルドシートを買う回数を減らすことができ、経済的ですよ。乳児期に車で外出する機会があるのか、幼稚園や保育所には車で迎えに行くのか、などライフスタイルに合わせて考えてみると、チャイルドシート1台で済む…というケースがあるかも。
■チャイルドシートの選び方のポイントとは?
チャイルドシートを選ぶ際に気をつけるポイントを説明しますね。*子どもの身長&体重にあったチャイルドシートを
チャイルドシートの適応年齢は、あくまで目安です。いつまで着用するのかと考えるのではなく、子どもの身長や体重に合わせてチャイルドシートを選んだり、買い替え時期を検討したりしてくださいね。
*安全基準マークのついたチャイルドシートを
デザインや価格など選ぶ基準はさまざまですが、やはり安全性は気になりますよね。国土交通省の安全基準に適合したチャイルドシートには、安全基準マークがついているので確認してみて。
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