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「できたね」は子どもの“がんばる力”を高めるメッセージ
vol.1201【1日1成長お母さん】「すごい」の即効性に惑わされないで子どもの“今”を伝えよう
ほめる子育てとよく言うけれど“ほめ言葉”を適切に選ぶことが最も重要
最近は「ほめる子育て」という言葉をよく耳にします。子育てにおいて“ほめる”ことは大切です。お母さんは子どもにとって最大の応援団。子どもが適度な自尊心を持つためには親からの励ましは必要でしょう。モチベーションがアップし、プラス思考や集中できる状態を作る効果があります。ですが「すごい」「えらい」だけではその効果は生じません。状況に応じた適切なほめ方をしてあげるからこそ、より高い効果が得られるのです。
何気なく使う「すごい」「えらい」のほめ言葉には意外な落とし穴がある
3歳のAちゃんはお絵かきが大好きな女の子。いつも、絵を描き終えると真っ先にお母さんに見てもらいたいAちゃん。かわいらしい絵を見てお母さんは「すごいね!」とほめます。お母さんにほめられて嬉しかったAちゃんは次の日も、その次の日も何枚も絵を描いてはお母さんに見せ続けます。この「すごいね!」という言葉はごく普通のほめ方に思えますが、実は落とし穴もあります。いつも他者からの評価が気になり「すごいね」と言ってもらえないと不安になるのです。
子どもの“今”を見てあげよう!何ができているのか実況中継して伝えよう
「すごい」という言葉には即効性があります。大人でも言われれば嬉しいものですよね。子どもなら尚更、過度に使い続けると“ほめられ中毒”に陥ることもあるので注意が必要です。ほめてあげたい時は具体的に“今”できていることを認める声かけに変えてみましょう。それだけでも十分、子どもは満足できるもの。「ウサギを描いたのね」とできたことを言葉にした後に「かわいいウサギさん、抱っこしたいな」とお母さんの感情をつけ加えてあげると更に効果的です。
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