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新しい人や環境を観察する時間の確保が人見知り期間の短縮になる
vol.1244【1日1成長お母さん】お母さんの寄り添う心が子どもの行動開始のタイミングを生む
人見知りに困るときもあるけれど、お母さんのそばが安心できている証拠
子どもの中には、生まれつき人見知りが強い子がいます。赤ちゃんの頃から新しい環境や人に慣れるまでに時間がかかることが多く、毎年のクラス替えの時期に悩むお母さんも多くいます。「家ではすごくおしゃべりなのに外では一言も話さない、うちの子は大丈夫かしら?」と心配することもあるでしょう。外では緊張しても、お母さんや家族のいる家の中は安心しているということ。自分を表現できる場所があることはとっても良いことです。
お母さんのそばから離れられない。無理やり背中を押すと逆効果になる
2歳の女の子のMちゃんは、4月から週に一度お母さんと子育てサークルに通いはじめました。ダンスや体操、工作など様々な活動がある中でMちゃんはお母さんにぴったりくっついて離れません。お母さんは活動に参加させようと背中を押しますが、その後の活動は泣きっぱなしで逆効果なことも頻繁に起こりました。そんなMちゃんですが時に泣きながら通い続けた秋頃には、お母さんから離れて楽しく参加できるようになりました。
お母さんはいるだけで安心効果。自分から離れるタイミングを待つのが大切
人見知りをする子でも、必ず慣れるときが来ます。ただ他の子より時間がかかるだけなのです。慣れるまでの時間は、そこが安全な場所か観察するための重要な時間。観察最中に活動へ無理に引っ張っても、参加はできません。自分からお母さんのそばを離れたときが、その子にとって安心できるところとなったときなのです。観察し終えるまでは、お母さんは子どものそばに寄り添って一緒にいるだけで大丈夫です。お母さんがいるから、時間をかけて慣れていくことができるのです。
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