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問題解決能力は3歳からの“失敗”の経験で育ち始めるスキル
困ったときにどう解決する?自分で考え切り抜ける力は今から育てる
子どもは3歳頃になると「自分でやりたい」と言うようになります。これを自立期といい、社会で生きていくために大切な心の発達の時期です。ですが子どもが「やりたい」と言うことをやらせると手間がかかります。コップに飲み物を注いだり、配膳をしたり、お手伝いをさせると高確率で失敗するからです。お母さんには迷惑ですが失敗は大切な経験。その時に子どもが“どう考えて”“どう行動するか”が今後の人生にとって大切なスキルになります。
たくさん失敗させて解決策を考えさせよう。最後までやり遂げる責任感が育つ
お母さんが料理をしていると「私もやる」とかけよる3歳のMちゃん。お母さんは早く料理を終わらせたいと思うことでしょう。でも「やりたい」という気持ちを優先させてあげることが自立に繋がります。食べ物を床に落としたり、水を飛び散らせたり失敗も多いもの。「だから言ったでしょ」と怒りたい気持ちはやまやまですが、こんな時は責任を教えるチャンスです。「床がぬれているね。どうしたらいい?」と尋ね、分からない時は「ぞうきんで拭こうね」と自分で責任を取るように導きましょう。
3歳で自立心を、4歳で具体的な問題解決の方法を考えられるように導こう
やりたいことをやれる環境は、自分が意思を持って決断していく自立心を育てます。失敗は責任の取り方を学ぶチャンスです。どうしたらいいか考えさせ、こぼしたら拭く、落としたら洗うという行為がのちに自ら考え乗り越える力の基礎になるでしょう。その土台で4歳は自分のやりたい事をどうしたら実現できるかを考え、工夫できることを目指します。それが今後の成長に必要となる問題解決力や頑張る心に連結します。そのためにぜひ「どうしたらいい?」と日常で考える機会を増やし習慣化しましょう。
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