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負けず嫌いな子には、くやしい気持ちに共感し応援してあげよう
負けず嫌いな子は将来有望というけれど育てるお母さんには大変なことばかり
子どもが園や習いごとに通うようなると、人間関係も広がります。トラブルも増えることもあるでしょう。中でも勝負ごとにこだわる子はお友だちとけんかに発展することもあります。大人が「そんなにこだわらなくても」と思うような小さなことも、子どもにはとても大切な場合があります。こうした負けず嫌いな性格はトップアスリートたちにも多く見られる特徴であり、一概には困った性格とはいえません。しかし実際に子育てをするお母さんにとっては大変に感じることも多いでしょう。
後出しじゃんけんしても勝ちたい!負けず嫌いな子のこだわりは想像以上
Nちゃんは5歳の女の子。“超”がつくほどの負けず嫌いなNちゃんは、じゃんけんやゲームなど勝ち負けのつくものは全て勝たなければ気が済みません。じゃんけんは後出ししてでも勝とうとし、ゲームは負けそうになるとかんしゃくをおこすことも。そんなときNちゃんはお友だちから「ずるいよ!」と言われてしまいます。先生やお母さんが「誰だって、負けることはあるよ」「負けても大丈夫」と言ってもNちゃんは泣きわめくばかり。子どもが感情的になっている時は、まず落ちつかせましょう。
まずは「くやしかったね」と共感し、心を安定させてあげることが最優先
負けず嫌いな子にとって「大丈夫よ」という言葉は心に響きません。大丈夫でないからこそ、後出しじゃんけんをしてでも勝とうとするのです。“負けても大丈夫”というのは大人の価値観。Nちゃんに必要なのは「負けてくやしかったね」「勝ちたかったね」とくやしい気持ちを受け止め、共感する言葉です。その後で「次はがんばろうね」と応援し、意識を未来へ向けると良いでしょう。そして、勝つためにはルールも守る大切さも教えてあげましょう。
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