生理痛をラクにする食べ物がある!?効果ありの食べ物とNGな食べ物

生理痛が毎回ある人と、時々ある人を合わせると90%以上もの女性が生理痛を感じているとの調査結果が出ています。原因や対策をご紹介していきます。

■生理痛の原因は？メカニズムを知ろう

卵子が受精しなかった場合に、不要になった子宮内膜がはがれて体外に排出されます。これが生理のメカニズムです。

・生理中にお腹が痛くなるのはなぜ？主な原因

生理痛の主な原因は、ホルモンの過剰分泌です。妊娠しなかったときに、不要になった子宮内膜をはがすために、ホルモンのひとつであるプロスタグランジンが分泌されます。このホルモンが過剰に分泌されることで必要以上に子宮が収縮し、つらい生理痛を引き起こすのだとか。

ほかにも、子宮の未発達や生理以外の病気、精神的なものなど、さまざまな原因が考えられています。

・お腹が痛いだけじゃない？ほかの症状とその原因

生理痛は下腹部や腰の痛み以外に目まいや頭痛、吐き気などの症状が出ることもあります。子宮収縮を促すホルモンのプロスタグランジンは全身のさまざまな筋肉を収縮させます。頭部の血管平滑筋が収縮すると目まいや頭痛が、腸や胃の筋肉が収縮すると下痢や吐き気などの症状を引き起こすことがあるのだとか。

不要な子宮内膜をはがすために必要なホルモンとは言え、生理中のさまざまな不快感の原因にもなっているのですね。

■生理中におすすめ♡生理痛を緩和する食べ物・飲み物はなに？

生理痛を緩和するには、カラダを温めて血液の循環を良くすることが大切です。ここでは、生理中に取り入れると痛みがラクになる食べ物と飲み物を紹介していきます。おやつとしてコンビニで気軽に買えるものもあるので、参考にしてみてくださいね。

・生姜のカラダを温める効果に期待！

生の生姜に含まれているのが、辛み成分であるジンゲロール。熱を加えたり乾燥させたりするとショウガオールに変化します。このショウガオールが血流を促すことで、血液がカラダを循環し、カラダを暖める働きにつながります。

・血行促進に役立つアボカド・アーモンド・カボチャ

血行を促進する働きのあるビタミンEを豊富に含んでいるのが、アボカドです。血液がカラダを循環すると子宮の過度な収縮を防げ、生理痛の軽減につながります。そのほかにアーモンド、カボチャもビタミンEを含んでいるので生理痛に効果的です。アボカドとアーモンドはそのまま、カボチャも電子レンジでチンするだけなど、生理中の食事に簡単にプラスでき、メニューを考えなくてもいいのがうれしいですね。

・イソフラボンでホルモンバランスを整える！

女性ホルモンと似た働きのあるイソフラボンを含む大豆食品としておすすめなのが納豆です。ホルモンバランスを整えることでカラダが暖まり、生理痛の緩和につながります。そのほかに味噌、豆腐もイソフラボンを含むので生理痛を和らげる効果があります。

・マグロやレバーはイライラや抑うつの解消にも◎

マグロやレバーに含まれるビタミンB6には子宮を暖める働きが期待できます。また、イライラや抑うつも解消してくれる食材です。マグロには血液をサラサラにするEPAが豊富に含まれていているので、生理前に摂ると良いですね。

・ほうじ茶で生理痛緩和と癒し効果をプラス

ほうじ茶の香り成分にはピラジン類が約20種類。このピラジンには精神の安定や血流を良くする効能があります。生理痛を和らげるほうじ茶は、カフェインが少ないため胃腸にも優しく、寝る前にも飲めるお茶です。

・ヨーグルトはカルシウムが豊富！便秘にも◎

生理痛を和らげるなら、プロバイオティクス入りのヨーグルトがおすすめ。PMSのリスク軽減にも、便秘や下痢にも効果が期待されています。また閉経後、女性ホルモンが減少することで骨密度が減るので、今のうちから意識して取り入れると良いですね。

・はちみつは生理痛緩和の効果がある

整腸作用や血糖値の急上昇の抑制、抗酸化作用など効果が科学的に実証され、多くの栄養素を含むはちみつ。生理痛緩和にも効果が期待されています。朝昼晩に小さじ1杯程度を摂ると生理痛の予防にもつながるのだとか。効果があるのは純粋なはちみつだけなので、ラベルに“はちみつ”または“純正はちみつ”と書かれたものがいいですよ。

・果物は生理痛に効果的！カラダを暖める果物

カラダを暖める温熱食には以下の果物があります。

＊桃
＊あんず
＊ナツメ
＊梅
＊さくらんぼ
＊リンゴ

果物を用意したり切り分けたりするのが大変な外出中は、ドライフルーツを活用してみてください。乾燥させたことで栄養素が凝縮されたドライフルーツは、持ち運びにも便利◎あんず、ナツメのドライフルーツは特に鉄分が豊富です。