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可能性を育てる声がけ。ポイントはプラスイメージの言葉選び
vol.1514【1日1成長お母さん】子どもを注意するときは分かりやすいシンプルな言葉を使おう
ついつい気づかずに使ってしまう否定語。子どもには伝わらないことがある
子どもが高いところに登っているときに心配して「落ちないでね」と声をかけることがあるでしょう。しかし実は「〇〇しないでね」という言葉は子どもには使わない方が良いのです。
それは「落ちないでね」という言葉で落ちてしまう可能性が上がってしまうからです。大切な子どものためにかけた言葉が、逆効果になってしまうなんて本末転倒ですよね。
せっかくなら良い結果を引き出す言葉を使いたいものです。
子どもは否定語を理解できないため分かる言葉だけでイメージする
なぜ「落ちないでね」という言葉で子どもが落ちる可能性が上がるかというと、子どもは否定語を理解できないからです。
「落ちないでね」という言葉では、子どもの脳が「落ちる」という姿をイメージしてしまい、イメージに行動が引っ張られて本当に落ちる可能性が高まってしまいます。
こんなときは「〇〇しないで」ではなく、してほしいことを具体的に分かりやすく「〇〇してね」と伝えましょう。
イメージをつかめる具体的な言葉選びが子どもに良い結果をもたらす
Yさんは活発な4歳の男の子のお母さん。もともとYさんが心配性なこともあり、活発に動き回る子どもに「転ばないでね」「落ちないでね」と毎日声をかけていました。
しかしある時、否定語を使うことで良くない結果を招く確率が上がると聞いたそうです。その後はできるだけ否定語を使わないように「ゆっくり歩こうね」「しっかりつかまってね」と子どもが良いイメージをつかめるように気をつけて具体的に声をかけるようにしました。
そうすると子どもは慎重に考えて自分で行動できるようになったのです。
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