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子どもへの指示は具体的な行動がイメージできる言葉を選ぼう
vol.1690【1日1成長お母さん】子どもの行動を変える言葉は「走らないで」より「歩こうね」
目標を決めるときはポジティブな言葉でなりたい自分を表現しよう
新学期には目標を立てる人も多いのではないでしょうか。目標は「△△しない」より「〇〇する」のように肯定的な言葉を使うとよいそうです。日々のお子さんへの声かけも同じです。公園に行けば「走らない!ふざけない!叩かない!」と否定語が飛び交っていますね。とっさに出る言葉ですから、すぐには変えられないかもしれません。しかし少し意識するだけで変化は起こります。否定語を使いそうになったら肯定的な言葉に変換する癖をつけましょう。
否定語を使わないようにするだけで具体的な指示ができるようになる
富士山の説明をするときはどんな言葉を選びますか?「川ではない、低くない、世界一ではない」と説明するより、「日本一の、高い、山」という方が確実に伝わりますね。“〇〇ない”という表現はパッとイメージがしにくいものです。子どもが言うことを聞かないのは、大人の指示が曖昧で意図が伝わっていないせいかもしれません。否定語を使わずに今してほしい行動を直接伝えるほうが、具体的な行動をイメージしやすくなります。
否定語と怖い顔がセットになっているかも。言葉を変えれば表情も変わる
5歳になるEちゃんのお母さんは、ご飯の時間にいつも怒っています。「肘をつかないで」「よそ見しないで」と否定語でお腹いっぱいです。そこで否定語をやめて「背筋を伸ばして」「前を向いてね」と言い換えてみました。するとEちゃんは何を変えれば良いのかが分かりやすくなったので、すぐに姿勢を直すことができました。それだけでなく、今までしかめっ面だったお母さんの表情が穏やかになり、食事の時間が楽しくなりました。
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