FacebookInstagramYouTube
「優しくしなさい!」よりも、思いやりの心を育てるコツがある

Baby&Kids

「優しくしなさい!」よりも、思いやりの心を育てるコツがある

vol.1740【1日1成長お母さん】遊びや人との関わりの中で他人の気持ちが想像できるようになる

5歳は我慢を覚えてルールやマナーが身につくと思いやりの気持ちが育つ

自分の子どもには思いやりや優しい気持ちを持った子に育ってほしいと、多くのお母さんが願っていると思います。思いやりの気持ちが芽生えてくるのは5歳頃です。思いやりや優しい気持ちはお母さんが愛情を注ぐだけでは育ちません。人との関わりの中で優しくされて嬉しかった経験や、つらい経験をすることで我慢を覚えます。我慢ができるようになるとルールやマナーが身につき、人の気持ちを考える思いやりの気持ちが育ちます。
 

みんなのためと思っていても、自分の考えと人の考えが違うこともある

5歳のYくんは幼稚園の親子遠足で公園に行きました。公園ではみんながしゃがみ込んで虫が歩いている様子を見ていました。Yくんのお母さんも子ども達と一緒に見ていると、歩いていた虫の上に靴が!顔をあげると虫を踏んだのはYくんでした。お母さんとみんなは「あ~あ、かわいそう」と声をそろえて言いました。Yくんは虫を退治したと思ったのにみんなが悲しんでいる顔を見て、お友達のためにやったのにどうして?と考えました。

 

「私は…」を主語にする“アイメッセージ”で伝えると気持ちを共感できる

5歳くらいになると自分の行動や言葉が相手にどんな影響を与えるのかを理解できるようになります。Yくんも、人のためにやったと思ったのにみんなを悲しませてしまったことで痛みを味わいました。しかし最初から人の心までは分からないものです。そんな時は「お母さんは、みんなで見ていた虫がいなくなって悲しいわ」とお母さんの気持ちを言葉にして伝える“I(アイ)メッセージ”で話すことで、お母さんの気持ちを理解でき思いやりの心が育ちます。
 

SHAREFacebook
POST
LINELINE